真のゲームカタログJUDGE EYES:死神の遺言

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 *JUDGE EYES:死神の遺言
-【じゃっじあいず しにがみのゆいごん】
-|ジャンル|リーガルサスペンスアクション|CENTER:&amazon(B07H7Q7LNZ)|
+【じゃっじ あいず しにがみのゆいごん】
+|ジャンル|リーガルサスペンスアクション|CENTER:&amazon(B07H7Q7LNZ)&amazon(B08V9GVGLN)|
 |対応機種|プレイステーション4|~|
 |メディア|BD-ROM 1枚|~|
 |発売元/開発元|セガゲームス|~|
 |発売日|2018年12月13日|~|
 |定価|8,618円(税別)|~|
 |レーティング|CERO:D(17才以上対象)|~|
-|廉価版|新価格版:2019年7月18日/4,540円|~|
-|配信|2019年7月18日/4,500円|~|
-|判定|クソゲー|~|

-|判定|黒歴史|~|
-|ポイント|&bold()またの名を「''キムタクが如く''」&br()キムタクが「戦う」「弁護」「潜入」「変装」&br()『龍が如く』のキャラクターは登場しない&br()『6』の不満点は改善されたが劣化した部分も&br()ゲームとしての完成度はそこそこ|~|
+|廉価版|新価格版:2019年7月18日/1,980円(価格改定後)|~|
+|配信|2019年7月18日/1,980円(価格改定後)|~|

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 #center(){{
  &big(){''正義という名の凶器。''}
  }}
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 **概要
 名越稔洋氏が率いる「龍が如くスタジオ」による新規タイトルであり、法廷劇と探偵要素を軸としてアクション要素を加えたアクションアドベンチャーゲーム。実際に法曹関係者が監修を勤めていることも話題となった。神室町舞台のスピンオフ作品では『龍が如く OF THE END』以来の作品となる*1
 
 今作は『龍が如く6 命の詩。』および『龍が如く 極2』と同じくドラゴンエンジンが使われており、仕様やアクションも流用されている。~
 脚本は『龍が如く0 誓いの場所』で好評だった古田剛志氏が担当し、その他のスタッフも同シリーズのメンバーが中心となっている。~
 舞台は『龍が如く』シリーズでお馴染みの神室町であり、時系列は『6』と『7』の間の話で東城会の人間が登場したりと、『龍が如く』シリーズと同じ世界観の物語となっている。~
-ただし、同シリーズの世界に引っ張られてしまうという理由から、シリーズのキャラクターたちはほとんど登場しない*2
+一方で同シリーズの世界に引っ張られてしまうという理由から、シリーズのキャラクターたちはほとんど登場しない*3
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 ***ストーリー
 //文頭空白で改行なしの長文いれると横スクロールさせなきゃ読めなくなるから、できるだけ空白なしにして適度な改行を入れてください。
 >15歳の時に弁護士の父母を被害者遺族の逆恨みによって殺害された主人公・八神隆之は、神室町で喧嘩に明け暮れる荒れた生活を送っていたが、~
 たまたま喧嘩を吹っ掛けた極道の海藤正治の渡世の親である松金組組長・松金貢に目を掛けられ、人生をやり直しつつ父と同じ弁護士の道を歩み始める。~
 やがて、弁護士として源田法律事務所に所属した八神は大久保新平が起こした和久老人殺人事件の弁護の担当となり、~
 その裁判で無罪判決を勝ち取って一躍時の人となる。
 >
 >しかし、無罪放免となった大久保新平が釈放直後に同棲中の恋人寺澤絵美を殺害して~
 住んでいたアパートに放火するという凶行に及んだことから評価は一転し、「凶悪な殺人鬼を野に放ったインチキ弁護士」のレッテルを張られ、~
 それまで築いてきたものをすべて失ってしまう。
 >
 >それから3年後、弁護士バッジを外した八神は神室町で元松金組の構成員だった海藤とともに探偵屋として細々と生活していた。
 神室町は関西から進出してきた極道組織の共礼会と東城会の抗争、共礼会の組員ばかりが犠牲となる遺体の目をえぐる連続殺人事件で不穏な空気が流れていたが、~
 そんな中、共礼会の若衆が松金組の若頭である羽村と揉め事を起こした後に目をえぐられた他殺体となって発見される。
 >
->警察は被害者と直前まで揉めていた羽村を殺人の容疑者として逮捕。羽村は無実を主張し、~]
+>警察は被害者と直前まで揉めていた羽村を殺人の容疑者として逮捕。羽村は無実を主張し、~
 自分の弁護を八神と八神の弁護士時代の先輩でもあった源田法律事務所の新谷に依頼。否応なく八神はこの事件に関わることとなった…。
 
 **システム
 ***調査アクション
 主人公が探偵ということで、事件解決のために必要な様々な遊びが用意されている。
 
 ''サーチモード''
 -一人称視点でカーソルを操作して、証拠や人物を見つける。事件の解決に発展しそうな証拠を見つけ終えたらゲームクリア。
 --また、このモード中は収穫要素として猫が配置されている。
 ---猫はゲームクリアに必須ではなく、見つけると僅かに経験値と八神のコメントが表示されるだけのお遊び要素だが、コンプリートがトロフィーに含まれており、時限要素である点は注意を要する。
---ドローンを使って縦横無尽に探索することも。
+--ドローンを使って縦横無尽に探索することもあり、生身では行えない探索を行える。
 
 ''尾行''
 -特定人物を尾行する。特定の位置まで尾行を終えるとゲームクリア。
 --八神の行動に対し「警戒ゲージ」が設定されており、相手の視界に入るとゲージが上昇する。警戒ゲージが最大まで達するとすると尾行失敗となる。
 ---そのため、アイコンで指定されている場所でカバー(隠れる)を行い、警戒を弱めつつ先へ進む必要がある。
 
 ''チェイス''
--『龍が如く3』から『龍が如く 維新!』まででおなじみの追いかけっこ。ただし本作では変化している。
+-『龍が如く3』から『龍が如く 維新!』まででおなじみの追いかけっこ。
 --本作では自動で走り、障害物に対して指定されたボタンを入力する(状況に応じてボタンは固定)という、QTEとしての面が大きくなっている。
 
 ''聞き込み''
 -人物から情報を引き出し、選択肢から問いかける内容を選択して進行する。最良選択肢の連続選択で経験値が発生する。
 
 ''証拠提示''
 -入手したアイテム類を相手に提示することで相手を説得したり、真実を聞き出す。証拠によって相手の反応は変化する。
 
 ''スクープミッション''
 -証拠写真を撮影するアクション。証拠を得るために必要な撮影ポイントとタイミングなどで失敗とボーナスが存在する。
 --こちらも尾行同様に警戒されるので、うまく警戒をかわしつつ撮影する必要がある。
 
 ''ピッキング''
 -鍵のかかっている建物の侵入、アイテムが隠された扉を開く際に使用するミニゲーム
 --右スティックで上下のピンを動かし、指定の位置にピンを上げると成功、上げすぎると失敗し、最初からやり直す必要がある。
 --ゲーム難易度が適用され、高難度になると鍵を開けるために必要な数が増える他、メインストーリーでも進行に必須。
 
 ''サムターン回し''
 -こちらも同様に鍵を開けるためのミニゲーム
 --画面で指定された角度から外れないように左右のスティックを回す必要がある。
 
 ''変装''
 -プレイヤー自身の外見を変えるアクション。建造物への侵入や特定人物へ成り代わるために用いられる。
 
 ***バトルは「華麗」かつ「豪快」
 ''八神のバトルスタイル''
 -基本は『龍が如く』シリーズと同じ操作体系。
+
 -八神は主に秋山のような足技と、カンフーを意識したかのような正拳突きを駆使して戦う。
 --悪く言えば地味で効率を重視した桐生のアクションと違い、八神のアクションはダイナミックで、アクション映画のような動作が多い。この点はヒートアクションの名前を変えたEXアクションでも受け継がれている。
 
 ''フィジカルスイッチ''
--集団戦に優れる技、EXアクションを持つ「円舞」とタイマンに特化した「一閃」の型があり、使い分けて戦う。
+-集団戦に優れる技やEXアクションを持つ「円舞」、タイマンに特化した「一閃」の2つの型があり、使い分けて戦う。
 --特に「一閃」は相手のガードを崩しやすく、失神させることもできる。~
 その他、発勁と呼ばれる□ボタンを長押しすることで発動できる高威力技もあり、ジャストタイミングで決めれば爽快感抜群。
 
 ''立体アクション''
 -ダッシュ中に壁にぶつかると壁に飛び乗り、そこから攻撃が可能。
+
 -その他、スキルを習得することで敵に飛び乗ることも可能。
 
 ''EXブースト''
 -アルティメットヒートモードに代わり「EXブースト」が登場
 --基本はアルティメットヒートモードと同じだが、発動時にようやくスローがかかるようになる、△ボタンによる攻撃が大きく強化される他、被弾を''EXゲージで肩代わりできる''ようになった。
 --強化の微妙だったアルティメットヒートアクションと違い、大きく強化を実感できる。
 
 ''エンカウント''
--今回からエンカウントで長く戦闘していると警官に捕まる仕様になった。捕まると所持金が没収され、柴田という刑事に説教される。
+-今回ではエンカウントで長く戦闘していると警官に捕まる仕様になった。捕まると所持金が没収され、柴田という刑事に説教される。%%こんな時ばかり仕事しなくても…%%
 
 ''スキル''
 -『龍が如く6』以降と同様に経験値を溜めてポイントで引き換える形だが、本作ではポイントが1種類に統合された。
 --一部スキルはカメラでQRコードを見つけて習得する必要がある。
 
 ''その他''
 -ステップがロックオンしないと出せなくなり、×ボタンはダッシュボタンに変更
+
 -変更点としては武器・アイテム・防具の装着が廃止。
--仙薬という缶ジュースであった強化アイテムの代わりがある。
 
+-仙薬という缶ジュースであった強化アイテムの代わりがある。
 
 ***プレイスポット
 カジノ、バッティングセンターなど『龍が如く』シリーズで遊べたミニゲームが流用されているが、もちろん新規要素もある。
 
 ''ピンボールバーラー''
--文字通りピンボールで遊べる。息抜きに最適?
+-八神探偵事務所に置いてあり、文字通りピンボールで遊べる。ちょっとした息抜きにでもどうぞ。
 --何故かこのピンボールのみ''ドラゴンエンジンではなくUnity製作''である点が話題になった。
 
 ''Dリーグ''
--神室町を舞台に、ドローンでレースを行う。慣れはいるが、神室町を高速で縦横無尽に駆け巡ることができるのでなかなか爽快。
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+-神室町を舞台に、ドローンでレースを行う。操作への慣れはいるが、神室町を高速で縦横無尽に駆け巡ることができるのでなかなか爽快。
 
 ''VRすごろく:ダイキュー''
 -VR空間の神室町を舞台としたすごろく。マスごとにアイテムがもらえる、ピッキング等で金庫を開ける、バトルが発生する等のイベントが発生する。
---バトルでは虎と戦ったりレールガンをぶっ放したりと本編では不可能な一風変わった内容のものも。
+--バトルでは虎と戦ったりレールガンをぶっ放したりと本編では不可能な一風変わった内容のものも。%%レールガンはともかく一般人は虎を相手にできるのかとは言ってはいけない%%
 --サイコロの所持数が決められており、サイコロを多く残してクリアするほど特典アイテムや賞金が増えるが、無くなるとその時点で終了となる。
 --慣れてくると本作最大の資金稼ぎの場となる。1回のプレイで100万以上稼ぐこともできる。
----ただしプレイ自体にプレイパスという専用のアイテムが一定数必要。カジノでメダルと交換するかエンカウントバトルでのドロップ等で入手できる。
+--このミニゲームはプレイ自体にプレイパスという専用のアイテムが一定数必要。プレイパスはカジノでメダルと交換するかエンカウントバトルでのドロップ等で入手できる。
 ---遊び放題になるフリーパスもあるが、引換券を6枚集める必要があるうえにいくつかは入手難度がかなり高い。
 
 ''「KAMURO OF THE DEAD」''
 -同じセガ作品である『THE HOUSE OF THE DEAD』シリーズをベースとしたオリジナルガンシューティングゲーム
 --街がゾンビで溢れかえった神室町から生存するという『龍が如く OF THE END』のセルフオマージュのようなゲームで、登場する敵も同作のクリーチャーが流用されている。
 
-また、ゲームセンターで遊べるゲームの一つとしてアーケードゲームとして稼働していた近未来バイクレースゲーム『モーターレイド』が初移植されている。
+''青空将棋''
+-プレイ料金が無料になったほか、条件を満たすことで詰将棋がプレイできるようになった。
 
+また、ゲームセンターで遊べるゲームとしてアーケードで稼働していた『ファイティングバイパーズ』と近未来バイクレースゲーム『モーターレイド』がシリーズ初収録。~
+特に『モーターレイド』は今までCS移植されておらず、本作が初の移植作となる。
 
 ***その他
 ''KAMUGOアプリ''
 -今回はアプリで能力やスキルアップを管理する。アイテムの使用もアプリで行う。
---なお『龍が如く』シリーズでもお馴染みの裏ラスボス・亜門はこのシステムを利用した戦略をとってくる。
+--『龍が如く』シリーズでもお馴染みの裏ラスボス・亜門はこのシステムを利用したとんでもない戦略をとってくる。
 
 ''ガールフレンド''
 -キャバクラの代わりにフレンドとして出会った女性をガールフレンドにすることができる。
 
 ''クラウドカンパ''    
 -各出資希望者に出資するとアイテムやスポットの種類が増える。
---時間経過で目標金額の50%まで溜まるが、早く欲しければ全額出費して時間短縮も可能。
+--時間経過で目標金額の50%まで溜まるが、早く欲しければ全額出費して時間短縮も可能。
 
 ''ドローン''
 -ドローンを操りゲームを進めたり、レースに参加することが可能。今回コインロッカーが廃止された代わりに、ドローンをカスタマイズする為のQRコードがある。
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+''ちょっと一服''
+-各所にある喫煙コーナーではタバコが吸える。スキル習得によりEXゲージが溜まるので、バトルで消耗したEXゲージの回復に最適。
+--当然ながらタバコを持っていないと実行不可能だが、コンビニで容易に補充可能。
 
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 **評価点
-''キムタクを動かせる。''
-//実在有名人の顔をモデリングに取り入れるのはすでに前例があるし、全体的に持ち上げが否めないので修正。
-//キムタクをゲームのキャラクターとして動かせるというインパクトとオリジナリティはやはり群を抜いている。~
-//人によっては、ただキムタクを操作しているだけで嬉しいという人もいる。
-//-八神の背負う非常に重い過去と、それに纏わる葛藤も、氏の飄々としたキャラクターを引き立てるのに一役買っている。~
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--国民的な知名度があるアイドルのキムタクこと木村拓哉氏が主人公の八神を演じている。ファンにとってはキムタクを自分の手で動かすことができ、更に作中でキムタクが自身の名セリフを呟く嬉しいファンサービスも。
---「最初こそ"キムタク"の印象が強かったけど、やっていくうちに"八神"にしか見えなくなった」と言う評価の声も聴かれている
+''キムタクを動かせる''
+-発売前から大々的に宣伝された要素であり、国民的な知名度があるアイドルのキムタクこと木村拓哉氏が主人公の八神のモデル及び声優を務めている。~
+ファンにとってはキムタクを自分の手で動かすことができ、更に作中でキムタクが自身の名セリフを呟く嬉しいファンサービスも。
+--ファンでなくとも、キムタクをゲームのキャラクターとして動かせるというインパクトとオリジナリティはやはり群を抜いている。~
+人によっては、ただキムタクを操作しているだけで嬉しいという人もいる。
+--「最初こそ"キムタク"の印象が強かったけど、やっていくうちに"八神"にしか見えなくなった」と言う評価の声も聞かれる。
 --『龍が如く』の破天荒さが引き継がれている点も見逃せない。
 ---「''ヤクザに追われ、通行人から%%奪った%%借りたスケボーで逃走するキムタク''」「''コンビニ店内を駆けずり回って荒らしまくり、出禁をくらうキムタク''」等、後にも先にもここでしか見れないだろう。
 --懸念されていた演技力も問題なく、特に戦闘ボイスに関しては『龍が如く』シリーズを含めてもかなり質が高く、戦闘を大きく盛り上げてくれる。
----強いて言えば序盤がやや粗いが、これは中盤以降のさらなる演技力向上と比較される部分も大きい。
-//やはり数々のドラマはもちろん、声優も務めた事がある氏の演技力によるものか。
+---強いて言えば序盤がやや粗いと言われるが、これは中盤以降のさらなる演技力向上と比較される部分も大きい。やはり数々のドラマはもちろん、声優も務めた事がある氏の演技力によるものか。
 
 
 ''シナリオ''
 -メインストーリーはほぼフルボイス。名越氏によれば台詞量は桐生をも上回るらしい。
--後述のように粗がないことはないが、概ね評価が良い。キャラも実在の俳優が多く実際のドラマのような出来になっている。
--現実の社会問題である高齢化社会を絡めたシリアス色の強い設定もストーリーを奥深いものにしている。悪役が単なる安っぽい憎まれ役に終わっていないからこそ八神が悪役を喝破するシーンはカタルシスのあるものとなっている。
--その他、『龍が如く』シリーズで多用されていた「なに?」「どういうことだ」「なんだと」といった口癖は抑えられており、従来の作風との差別化が行われている。
+--後述のように粗がないことはないが、概ね評価が良い。キャラも実在の俳優が多く実際のドラマのような出来になっている。
+--現実の社会問題である高齢化社会を絡めたシリアス色の強い設定もストーリーを奥深いものにしている。悪役が単なる安っぽい憎まれ役に終わっていないからこそ八神が悪役を喝破するシーンはカタルシスのあるものとなっている。
+--その他、『龍が如く』シリーズで多用されていた「なに?」「どういうことだ」「なんだと」といった口癖は抑えられており、従来の作風との差別化が行われている。
 --また、極道関係者ではなく主人公が探偵だからこそできたストーリーであることは間違いなく、新たな神室町の一面を見出したと評価できる。
+
 -''ムービー銃対策を行っている''*4*5
 --八神は桐生と違い、敵から奪取した銃を無力化してから放置している。今までの冷めたムービー銃展開に対する批判がようやく反映された。
 --ムービー銃自体は本作でも健在だが、とりあえず邪魔だから退場させるために殺すといった展開はなく、銃撃で死亡する際はきちんと理由がある、納得できる展開になっている。
-
 
 ''魅力的なキャラクター''
 -主人公だけでなく、脇役も含めキャラが立っており物語を盛り上げてくれる。
--脇役を演じる谷原章介氏や滝藤賢一氏などの演技も好評。『龍が如く』シリーズでよく見られる芸能人の演技に対する不満はほとんど見られない。
---ゲストとして「いきなり!ステーキ*6」創業者の一瀬邦夫氏やタレントの橘ゆりか氏が登場する。
--また、本職の声優としては藤真秀氏や甲斐田裕子氏といった洋画吹替を得意とする声優を起用しており、この手の作品によくある、芸能人の演技だけが浮くということはなくなっている。
+--それぞれに大事な役割があり無駄がなく、決してキムタク(八神)ありきのドラマやゲームにはなっていない。
+--中盤ないし終盤にて八神ではないとある人物視点になる場面もある。
+
+-八神の恩師である源田先生を演じる中尾彬氏や狂気を漂わせるヤクザの羽村を演じるピエール瀧氏を始めとして、ストーリー上重要なキャラを演じる谷原章介氏や滝藤賢一氏などの演技も好評。『龍が如く』シリーズでよく見られる芸能人の演技に対する不満はほとんど見られない。
+--本職の声優にも八神のよき相棒である海藤を演じる藤真秀氏や源田先生の法律事務所で働くさおりを演じる甲斐田裕子氏といった洋画吹替を得意とする声優を起用しており、この手の作品によくある、芸能人の演技だけが浮くということはなくなっている。
 
+-これまたシリーズ恒例のゲスト枠として今作では「いきなり!ステーキ*7」創業者の一瀬邦夫氏やタレントの橘ゆりか氏が登場する。
 
 ''BGM''
 -どのBGMも場面にあった効果的な使われ方をしており、シナリオを盛り上げるのに一役買っている。
--また、主題歌の『アルペジオ』(歌:[ALEXANDROS])は、曲および歌詞どちらも本作に合っているとして、非常に好評。この曲が流れるOPも従来のような作中のシーンを繋ぎ合わせたものではなく、まるで本物のドラマのOPのような見入る演出となっている。
+--また、主題歌の『アルペジオ』(歌:[ALEXANDROS])は、曲および歌詞どちらも本作に合っているとして、非常に好評。この曲が流れるOPも従来のような作中のシーンを繋ぎ合わせたものではなく、まるで本物のドラマのOPのような見入る演出となっている。
 --エンドロールも従来のように真っ黒な背景ではなく、八神探偵事務所内の様子をバックにクレジットを流すと言う、これまた本物のドラマのEDのような演出。エンディングテーマの良さもあって存分に余韻に浸らせてくれる。
--バトル終了時にBGMが違和感なく終わるアウトロ演出も続投。
+--バトル終了時にBGMが違和感なく終わるアウトロ演出も続投。
 
 ''演出''
 -「龍が如くスタジオ」特有のスロー演出の質はさらに向上。ロングバトルからシームレスにスロー演出に移行するといった場面も。
 -『龍が如く 極2』ではボスのオーラが赤1色しかない点で批判があったが、本作では多数のバリエーションが追加された。八神にも2種類ある。
 
 ''ダッシュの仕様改善''
--ダッシュの息切れ撤廃。思う存分走れる
 -''ようやくボタンを押しっ放しにしなくてもダッシュが出せるようになった。''
---ダッシュボタンをもう1回押すことで歩きに戻る。
--ダッシュが×だけでなくR2でも可能になった。
---ただし戦闘中はR2がEXブースト発動に割り当てられているので、暴発を防ぐ意味でも×でダッシュする癖をつけた方がよい。
+--ダッシュの息切れ撤廃されて常に走り続けるようになった。ダッシュボタンをもう1回押すことで歩きに戻る。
+--ダッシュが×だけでなくR2でも可能になった。ただし戦闘中はR2がEXブースト発動に割り当てられているので、暴発を防ぐ意味でも×でダッシュする癖をつけた方がよい。
 
 ''バカゲー要素''
--『龍が如く』にもバカゲー要素は一定数あったが、本作ではキムタクがそれを行うという点と、変態三銃士などのサイドケース自体もさらにはっちゃけたものが多く、バカゲー度が増している。
+-『龍が如く』にもバカゲー要素は一定数あったが、本作ではキムタクがそれを行うという点と、変態三銃士などサイドケース(後述)自体もさらにはっちゃけたものが多く、バカゲー度が増している。
 --八神が本編で起こす行動とサイドケースのストーリーはアンバランスでユニークである。
--さらに、本編ではシリアスを貫いているシナリオの中でも、ふざけた選択肢をフルボイスで喋ってくれる。任意選択なのでシリアスな雰囲気を壊したくなければ避けられるのもポイント。
+--予約特典のボイスキーホルダーにも収録されたキムタクの''あの決め台詞''もサイドケースで湯水の如く無駄遣いされており非常にシュールである。
+--さらに、本編ではシリアスを貫いているシナリオの中でも、ふざけた選択肢をフルボイスで喋ってくれる。任意選択なのでシリアスな雰囲気を壊したくなければ避けられるのもポイント。
 -EXアクションにも''おでんの汁で目潰し→相手の口にねじ込んで熱さでダメージを与える''、''相手がヤクザの車に喧嘩を売る→車に連れ込まれて拉致られる''といったブッ飛んだものも。
--問題点にあるように有料になってしまったが、DLCではバトル漫画も真っ青の超人的必殺技が使用可能になる仙薬が配信されている。
---''衝撃波''や''波動弾''、''地面を殴りつけて敵を吹き飛ばす''、''天から裁きの光を下す''と言ったトンデモ必殺技を放つキムタクのインパクトは筆舌に尽くし難く、「''課金すればするほどキムタクが強くなる''」「''フル課金キムタク''」と言ったネタでも本作は認知されるようになった。
+--問題点にあるように有料になってしまったが、DLCではバトル漫画も真っ青の超人的必殺技が使用可能になる仙薬が配信されている。
+--''衝撃波''や''波動弾''は序の口で、''地面を殴りつけて敵を吹き飛ばす''、果てには''天から裁きの光を下す(!?)''と言ったトンデモ必殺技を放つキムタクのインパクトは筆舌に尽くし難く、「''課金すればするほどキムタクが強くなる''」「''フル課金キムタク''」と言ったネタでも本作は認知されるようになった。
 
 ''サイドケース''
 -『龍が如く』内のサブストーリーに当たる、ミニストーリー。模擬裁判や探偵依頼など様々なイベントが豊富に存在する。
 --探偵依頼は自宅および古巣である源田法律事務所、若い頃のバイト先であったBARテンダーで受注できる。また、街中で遭遇するタイプのものやメインシナリオ上で発生するものなど様々。
+--八神の本業ともいえるもので報酬が高く、特に序盤から中盤の貴重な資金源でもある。やりこみ要素もある。
 
 ''フレンドイベント''
 -『龍が如く』で馴染みシステムの改良版。街の人々と絆を深めるとバトルやイベントで協力してくれるようになる。
 --バトルに至っては今までの馴染みでは武器を提供してくれるだけであったが、一部のフレンドがエンカウントバトルに助っ人として参加してくれる。これによってだるいエンカウントが楽になった。
 --特にサイドケースの最後のイベントは、八神と絆を結んだ老若男女のフレンド達が八神と協力して敵を倒すという燃える展開が用意されている。
--街をウロウロしている時、フレンドが近くを通りかかると挨拶してくれるのも面白い。向こうが一方的に挨拶するだけではなく、八神も軽く手を上げて反応する。スキルを習得すれば挨拶でEXゲージを回復できるメリットもある。
+
+-街をウロウロしている時、フレンドが近くを通りかかると挨拶してくれるのも面白い。相手から一方的に挨拶されるだけではなく、八神も軽く手を上げて反応する。スキルを習得すれば挨拶でEXゲージを回復できるメリットもある。
 
 ''ガールフレンド''
--サイドケースや章をクリアするなどの条件はいるが、特定の女性4人ガールフレンドにすることが可能である。章や場所によっては出会う女性が違うので選択が出来る。龍が如くでは珍しく女性のモデルが可愛いと評価されている。候補は早乙女月乃、美浜さな、あまね、松岡七海の4人
---メッセージを頻繁に行なえばイベントが発生する。場合によっては会話の選択肢があるイベントも存在する。正解の選択肢もしくは良い選択肢であれば親密度が上がりやすくなる。他にプレゼントやプレイスポットに誘うなど親密度を上げる事だって出来る。すぐに親密度を上げたいなら、スキルを習得して上げやすくする事が出来る。最大親密度が5になると告白イベントが発生する。OKする事も出来れば断る事だって出来るとリアルな体験も。4人全員付き合うか1人だけに絞るかはプレイヤー次第。ただOKすると別れられないので注意。
---そして彼女らの担当声優は本渡楓氏、佐藤利奈氏、橘田いずみ氏、東山奈央氏と、4名とも本業の声優で棒読みは一切無い。これだけでも豪華なのに出番が限られているので少々勿体ない。声優マニアであれば分かる人はいるだろう。
---またイベントにもやや突っ込みどころもあるが詳しくは問題点を参照。
+-サイドケースや章をクリアするなどの条件はいるが、特定の女性4人ガールフレンドにすることが可能。候補は早乙女月乃、美浜さな、あまね、松岡七海の4人で、全員龍が如くでは珍しくモデルが可愛いと好評。
+--ガールフレンドとはメッセージを行う事ができ、何度もこなす事で親密度が上昇しイベントが発生する。親密度はメッセージ以外にもプレゼントやプレイスポットに誘うなど親密度を上げる事ができるほか、スキルを習得して上げやすくする事も出来る。そして最大親密度が5になると告白イベントが発生し、付き合うか別れるかを選択する事に。4人全員付き合うか1人だけに絞るかはプレイヤー次第だがOKすると別れられないので一応注意。
+--そして彼女らの担当声優は本渡楓氏、佐藤利奈氏、橘田いずみ氏、東山奈央氏と、4名とも本業の声優で棒読みは一切無く彼女らの魅力を増している。豪華ではあるが出番が少ないのは惜しい。
+
+-概ね好評なのだが一部のイベントにはやや突っ込みどころがある。詳しくは問題点を参照
 
 ''バトル''
 -素手、素足に限るが、立体的なアクションが可能となっており、壁を使う、敵の頭上を飛び越えるなどの多彩な攻撃手段を用いて攻撃が出来るようになり、やれることが大きく増えた。
 --主に足技や、中国拳法を意識した新しいヒートアクションが増えている。
 -投げが壁に当たってすっぽ抜ける現象は、投げ技の変更により解消。
 -スキルを習得すれば、店内でのバトルも暴れまわっても相手のせいにできるようになり、ペナルティーがなくなった。
 
 ''その他''
 -ミレニアムタワーのエスカレーターが動くようになった。
-
--車の上に乗れる。ずっと乗っていると車が停止してカオスなことに。
+--その他に車の上に乗れる。ずっと乗っていると車が停止してカオスなことに。
 
 -オートセーブが復活し、オンオフ切り替えが可能に
 --オートセーブ自体も任意セーブとは別枠扱いなので詰むこともまずなくなっている。
 
 ''プレミアムアドベンチャーの仕様改善''
 -クリア後はいつものようにプレミアムアドベンチャーが解禁されるが、本作ではプレミアムアドベンチャーでセーブしたデータから次の周回に引き継げるようにもなった。
 
 ----
-
 *問題点
'結局は極道中心のシナリオ''
表面上は『龍が如く』とは別のゲームという体裁を取っているにもかかわらず、物語は終始極道の抗争やいざこざが絡んでくる。~
一応黒幕やラスボスは極道ではないものの、作中の事件にはとある極道が深く絡んでいる。そのため事件を追う八神がヤクザに襲われバトル・証拠集めでヤクザ事務所やアジトにカチコミしてバトル…と、目的がやや異なるだけでやっていることは『龍が如く』とあまり変わらないものになっている。 

+-これについては主にシリーズファンから「''単に主人公を桐生から八神に変えただけ''」という手厳しい意見も見受けられる。
+--この辺りはどうしても『龍が如く』からの流用が多く、その印象が強いが為に生じた問題である。
+強面のヤクザがゾロゾロと出てきて主人公達を取り囲むシーン、そして返り討ちに遭って地面に転がる様子などは、『龍が如く』シリーズのプレイヤーはもう見飽きた光景だろう。
+
 
 ''KAMGO''
 -旧作の達成目録に相当する。本作ではコンプリートしてもトロフィー以外獲得できるものが無い。
--ただし、本作のKAMGOは難易度が高めなので自己満足で済んでよかったという意見も。
+--とはいえ、本作のKAMGOは難易度が高めなので自己満足で済んでよかったという意見も少なからずあるのも事実である。
 
 ''意味の無い選択肢''
 -本編やサイドケースで上記通りふざけた選択肢が出るが、八神は自動修正し、正しい選択して、プレイヤーの選択とは違う行動を取ってしまう。
---例えばチンピラに喧嘩を売られている友人を見捨てるという選択肢も結局は助けてしまう。
----八神のキャラがブレない、という点では必要な措置ともいえるが、プレイヤーの自由度は少ない。結末を強制するくらいなら、わざわざ選択肢にする意味が無い。
+--例えばチンピラに喧嘩を売られている友人を見捨てる選択肢を選んだとしても、結局は助けてしまう。
+---八神のキャラがブレないという点では必要な措置ともいえるが、プレイヤーの自由度は少ない。結末を強制するくらいなら、わざわざ選択肢にする意味が無いという声も。過去のシリーズにはこうした選択次第でサイドケースの終わり方が変わる作品もあったので…
 
-''モデリング''
--リアルなモデリングである一方で、表情が硬いという意見も。
+''チェイス''
+-『龍が如く』のチェイスから大きく変化しており、相手の体力ゲージがなくなり追いかけるのみとなった。障害物を避ける為にボタンを押すだけで、規定ポイントまで距離を保てばクリア出来るようになっている。
+--難易度が下がり簡単になったとも言えるが、ただ追いかけるだけなので単調になったという意見も。
+ほとんどボタンを押さなくてもクリアできるゲーム性が薄い仕様となってしまった。
 
-''一部俳優の演技''
--通常時は問題ないが、戦闘ボイスにやや迫力が欠ける。
 
-''EXアクション''
--新規追加されたものは派手で見ごたえがあるものが追加された反面、やや演出が長めでテンポが悪く感じることも。
+''ドローン''
+-操作が少々コツがいる仕様で、撮影ミッションなどはストレスが溜まることも。
+-しかし中型ドローンの操作性としては非常にリアルであり、ある種の実機再現という側面もある。なお操作タイプはA以外が推奨される。
 
 ''キャバクラの削除''
--龍が如くといえばキャバクラだが、本作は搭載していない。キャバ嬢は一応登場するが全てモデルはオリジナルでシナリオやサブストーリーのみしか登場しない。「キャバクラ要素が無くなって楽しみが減った」「キャバクラで遊ぶキムタクが見たい」と不満もある
---会話やデートなどキャバクラであった要素はガールフレンドイベントに受け継がれている
+-龍が如くといえばキャバクラだが、本作はではキャバクラ自体が削除されている。キャバ嬢は一応登場するが全てモデルはオリジナルでシナリオやサブストーリーのみしか登場しない。

 
 ''ラスボス''

黒岩のの心理描写や信念などは描写されず、ただ殺しまくっただけのシリアルキラーのような存在になっており、そんな相手を最後に倒しても害虫駆除のようで爽快感に欠けるという声もある。

 
 ----
 **問題点
 ***ゲーム面
 ''街が一つだけ''
--龍が如くスタジオとしては『北斗が如く』以来の''わずか街が一つ。''しかも、何度も使い回された''神室町''である。確かにある程度の変化は感じられ、スポットは増えたが、それでももう見飽きた町並みには変わりない。
---ストーリーの展開上、本編と関連性はないので仕方のない面ではあるが、色々と評価の分かれる『龍が如く6』や『北斗が如く』ですら一から街を作っていたことを考えると手抜きと取られても致し方ないだろう。
+-龍が如くスタジオとしては『北斗が如く』以来の''街が一つだけ''。しかも、何度も使い回された''神室町''である。確かにある程度の変化は感じられ、スポットは増えたが、過去作プレイヤーからはもう見飽きた町並みには変わりない。
+--ストーリーの展開上本編と関連性はないので仕方のない面ではあるが、色々と評価の分かれる『龍が如く6』や『北斗が如く』ですら一から街を作っていたことを考えると手抜きと取られてしまった面もある。
 
 ''京浜同盟''
--神室町に漂うチンピラ集団。ひょんなことから八神と抗争することとなる。
---通常時でも下っ端とはエンカウントするが、一定時間が経過する毎に焼肉屋のキムから「幹部が現れた」という連絡が入る。こうなると危険度と呼ばれる数値が表示され、京浜同盟とのエンカウント率が増加する。
---街のどこかに現れる幹部を倒すか、時間経過で危険度は低下し、ゼロになると通常状態に戻る。幹部はストーリーが進む毎に4人まで増える。
--エンカウントバトルのやり込み要素であるが、幹部出現中はやたらと京浜同盟に喧嘩を売られるようになり、更に幹部達は近づくだけでバトルとなり、自由に街を探索できずストレスが溜まる。『龍が如く 極』で自由度の抑制につながった「どこでも真島」よりもさらに悪化していると指摘される。
+-神室町に漂うチンピラ集団で、ひょんなことから八神と抗争することとなる。…のだが、今作のプレイヤーからはほぼ批判しか聞かれない要素となってしまった。
+--通常時でも下っ端とはエンカウントするが、一定時間が経過する毎に焼肉屋のキムから「幹部が現れた」という連絡が入る。こうなると危険度と呼ばれる数値が表示され、京浜同盟とのエンカウント率が上昇する。
+--街のどこかに現れる幹部を倒すか、時間経過で危険度が低下し、ゼロになることで通常状態に戻る。幹部はストーリーが進む毎に4人まで増える。
+
+-エンカウントバトルのやり込み要素であるが、幹部出現中はやたらと京浜同盟に喧嘩を売られるようになり、更に幹部達は近づくだけでバトルとなるため自由に街を探索できずストレスが溜まる。シリーズプレイヤーからは『極』で自由度の抑制につながった「どこでも真島」よりもさらに悪化していると指摘される。
 --幹部は本編の中ボス並に強く、いちいち相手にするのは面倒極まりない。
 ---特に初期から登場する本田はライフが減ってオーラを纏った状態になると攻撃力が激増し、油断すると一気に瞬殺されてしまう。
 ---終盤から登場する虎牙はライフが減ると拳銃を取り出す為、ガンガン致命傷を与えてくる。
---しかもイベント発生頻度はかなり高く、ちょっと街を散策するだけでキムから連絡が来てしまう。呑気に神室町を歩く事すら許されない。
----無視する(幹部を一人も倒さない)とキムに恨み言を言われ、かと言って幹部を倒しても大したアイテムがもらえない。
---また、雑魚より強力な副幹部は平時から普通にエンカウントする上、何度倒しても少しすればまた再出現するので鬱陶しい。頻繁に巨漢を見かけては「またかよ…」と思う事請け合い。
---サイドケースを進めると京浜同盟を最後まで追い詰めるのだが、弱体化しただけなので復活してしまう。
-
-''探偵要素''
--新規の探偵要素は本家『龍が如く』にない独自の物であり、発売前から期待されていた。しかし、残念ながら良い評価を得られたとは言い難い。それでいて本編やサブストーリーに多く含まれており、手厳しい評価を受けることになってしまった。
+--それだけならまだしも、この幹部出現イベント発生頻度はかなり高く、ちょっと街を散策するだけでキムから連絡が来てしまう。
+---無視する(幹部を一人も倒さない)とキムに嫌味を言われ、かといって幹部を倒しても大したアイテムがもらえない。
+--幹部以外の雑魚に目を向けても、雑魚より強力な副幹部が平時から普通にエンカウントする上、何度倒しても少しすればまた再出現するので鬱陶しい。頻繁に巨漢を見かけては八神じゃなくとも「ちょっ、待てよ!」と思いたくなるだろう。
+---特に虎牙派には銃で致命傷を与えてくる雑魚がいるので非常に鬱陶しい。
+--とどめとばかりにサイドケースを進めると京浜同盟を最後まで追い詰めるのだが、弱体化しただけなので復活してしまう。
 
 ''ピッキングとサムターン''
--ピッキングは針を特定の場所に合わせなくてはいけないが、針を線に合わせるのがシビアな判定でストレスが溜まる。しかも序盤は全ての線が見えない。スキルを上げれば見えるようになるが、それでも厳し目の判定。時間に余裕があるのが幸いだが。
+-ピッキングは針を特定の場所に合わせなくてはいけないが、針を線に合わせる判定が非常にシビアでストレスが溜まる。しかも序盤は全ての線が見えない。スキルを上げれば見えるようになるが、判定の厳しさによってやはり難度は高い。時間に余裕があるのが幸いか。
+
 -サムターンはRスティックとLスティックを決まった場所に押し止めて回すが、これまた判定がシビア。
 --こちらは難易度緩和要素が無いため、ピッキングより厄介。さらに針金は消耗品なので、補充を忘れると挑戦できなくなる。
 
 ''暗証コード解除''
 -システム自体は他作品でもよくあるテンキー入力でロックを解除するオーソドックスなもの。だが、肝心の数字はそのほとんどがその少し前の探索イベントでの入手が強制されており(そのポイントを調査しないとイベントが進行しない)、しかも数字はそのまま書かれているので推理要素がない。
 --しかも、数字入力をする直前に主人公が「&bold(){心当たりのある番号は○○だ}」などと言い出すこともある始末。ここまでやられてしまうと面倒くささのほうが先に出てしまう。
 
 ''鍵束''
 -その名の通り、複数の鍵が留められている鍵束から必要な鍵を選んで解錠する。''ただそれだけ。''
---この説明の時点で嫌な予感がするユーザーもいるだろうが、''鍵束ギミックに移行すると、画面には鍵束のみが表示され、他はぼかしがかかる。そのため、目的とする鍵穴がどんな形か、どのメーカーのものなのかというヒントは皆無。''
+--鍵束ギミックに移行すると画面には鍵束のみが表示され、他はぼかしがかかる。そのため、目的とする鍵穴がどんな形か、どのメーカーのものなのかというヒントは皆無。
 --鍵のほうも鍵ごとに見た目が違うのは一目瞭然なのだが、''それがどこで入手した、誰からもらったという説明は皆無''なので、結局総当たりで試すしかない。
--使用場面も「''自分の事務所に帰るのに鍵束から事務所の鍵を選んで解錠する''」や、「''直前に入手、又はもらった鍵(1本のみ)をすぐに使う(通路も何もない一本道)''」などギミックの必要性が疑問視される場面ばかりである。''リアルといえばリアルな話だが、それがゲーム性につながるかは別問題である。''
---それでいて''「鍵束そのものを入手して合う鍵を探す」というような要素はない。''
--ちなみに、公式サイトでは鍵開けギミックとして「ピッキング」「サムターン回し」「暗証コード解除」「鍵束」の4種類が紹介されているが、''鍵束のみサンプル画像がない。''
+---スキルを習得すると鍵穴に対して一度使用した鍵が光るので簡単にどの鍵かが分かるが、そうなるとなおさらこのシステムの必要性が分からなくなる。
+
+-使用場面も「自分の事務所に帰るのに鍵束から事務所の鍵を選んで解錠する」や、「直前に入手、又はもらった鍵(1本のみ)をすぐに使う(通路も何もない一本道)」などギミックの必要性が疑問視される場面ばかりである。確かにリアルといえばリアルな話だが、それがゲーム性向上につながるかは別問題である。
+--それでいて「鍵束そのものを入手して合う鍵を探す」というような要素はない。
+
+-ちなみに、公式サイトでは鍵開けギミックとして「ピッキング」「サムターン回し」「暗証コード解除」「鍵束」の4種類が紹介されているが、鍵束のみサンプル画像がない。開発側も面白いと思っていなかったのだろうかと邪推せずにはいられない。
 
 ''自由度の薄い変装''
 -衣装も10にも満たない上に''決まったイベントでしか着替えることができず''、無用の長物と化している。おまけに本編と関係ないPRERMIUM ADVENTUREですらも自由に変装できない。あくまで変装であって着せ替えではないということだろう。
---衣装自体はかなり面白いものが多いだけに残念。
+--衣装自体はビジュアル系バンドのメイクなどかなり面白いものが多いだけに残念。
 
 ''尾行''
--相手が''こちらが尾行していることを分かっているかのように''不自然な振り向きを繰り返したり寄り道をする上に、長くなりがちで10分近くかかる事もあり、ストレスが溜まる。ただただ苦痛という声も。
---相手が尾行されていると警戒していると納得できる場面もあるがごくわずか。
---尾行している側も、明らかに怪しい行動ばかり。相手の見ている目の前で看板に隠れるなどバレバレの行動でも怪しまれないなど失笑ものである。
--もっとも、あらゆるジャンルにおいて「"尾行"という行為をゲームに落とし込み、その部分が評価されている」という作品は少ない。~
-ある意味、探偵もののお決まりの様なところはあるが、本作もその評価を覆すような目新しさはなかった。
--ちなみに、EX-HARDではこれの失敗もコンティニュー不可であり、苦行としか言い様がない。
+-相手が''こちらが尾行していることを分かっているかのように''不自然な振り向きを繰り返したり寄り道をする上に、長くなりがちで10分近くかかる事もあり、ストレスが溜まる。
+--相手の仕草に納得できる場面もあるが、少ない。
+---尾行している側も明らかに怪しまれるような行動ばかり。相手の見ている目の前で看板に隠れるなどバレバレの行動でも怪しまれないなど失笑ものである。
+---八神の面が割れていたり尾行を警戒しているなら分かるが、それ以外のケースで見ず知らずの人間(八神)が後ろを歩いているだけで不信に思うのは不自然である(他にも通行人は多数いるのになぜか八神だけを警戒)。
+--もっとも、あらゆるジャンルにおいて「"尾行"という行為をゲームに落とし込み、その部分が評価されている」という作品は少ない。~
+ある意味探偵もののお決まりの様なところはあるが、本作もその評価を覆すような目新しさはなかった。
+---なお、当然の如くEX-HARDでは''尾行の失敗もコンティニュー不可である。''
 
-''チェイス''
--『龍が如く』のチェイスから大きく変化しており、相手の体力ゲージがなくなり追いかけるのみとなった。障害物を避ける為にボタンを押すだけで、規定ポイントまで距離を保てばクリア出来るようになっている。
---見方によっては簡単になったとも言えるが、ただ追いかけるだけなのでほとんどボタンを押さなくてもクリアできるゲーム性が薄い仕様となってしまった。
-
-''サーチモード''
--証拠探しは見つけるのにシビアな証拠がちらほら。せいぜい振動する程度。自力で見つけるのは根気がいることもある。
-
-''ドローン''
--操作が少々コツがいる仕様で、撮影ミッションなどはストレスが溜まることも。操作タイプはA以外が推奨される。
-
--Dリーグ
---かなり精密な操作を要求される
----道幅が小さい場所、神室町ヒルズの建物の中を入って出るといったかなりのコントロール精度が必要。~
+''Dリーグ''
+-かなり精密な操作を要求される
+--道幅が狭い場所、神室町ヒルズの建物の中を入って出るといったかなりのコントロール精度が必要。~
 操作性も独特であり、慣れるまでは障害物やコーナーに当たり、壊れてしまう。素直に耐久度を上げたほうが賢明。~
 場所によってはわざとぶつかった方が安定して進める場面まである。
---規定タイムが厳しい
----リーグ戦が5種類あり、最初の方がまだいいが最後のチャンピオンシップになると難易度が跳ね上がる。かなり練習しないと一位を取ることですら至難の業。~
-嫌ならスルーしたいところだが、金策に有用なフリーパスの1つが報酬である点が辛い。~
+-規定タイムが厳しい
+--リーグ戦が5種類あり、最初の方がまだいいが最後のチャンピオンシップになると難易度が跳ね上がる。かなり練習しないと1位を取ることですら至難の業。~
+嫌ならスルーしたいところだが、金策に有用なフリーパスの1つが報酬である点がつらい。~
 幸い、1レースごとにセーブできるほか、練習自体は手軽にできるのが救い。
----KAMGOに規定タイム以下で完走する目標があるが、これが''チャンピオンシップ1位達成''がヌルゲーに見えるほど異様にタイムが厳しい。~
+--KAMGOに規定タイム以下で完走する目標があるが、これがチャンピオンシップ1位達成がヌルゲーに見えるほど異様にタイムが厳しい。~
 軽いミスが1~2回許される程度で、ぶつかって減速したらほぼアウト。それでもコース6~10はまだ猶予はあるがコース3~5(特に5)は本当に猶予が無い。
---''ランダムオブジェクトが存在する''
----道路に登場する人物は固定配置もいるが、ランダムで登場する場合があり非常に邪魔。頻度は低いとはいえ、かなり厳しめのタイムを強要するのに運が絡むのはレースゲームとしていかがなものか。%%というかコースに人間置くなよ…。%%
-
+-''ランダムオブジェクトが存在する''
+--道路に登場する人物は固定配置もいるが、ランダムで登場する場合があり非常に邪魔。頻度は低いとはいえ、かなり厳しめのタイムを強要するのに運が絡むのはレースゲームとしていかがなものか。%%というかコースに人間置くなよ…。%%
 
 ''『龍が如く』から劣化した街探索''
 -自販機の削除
---自販機が削除されたことでリアルな町並みという点では劣化。また飲み物による金銭UPなどの恩恵が得られなくなった。一応仙薬で同じような効果が得られるが、一々素材を集めなくてはならずめんどくさい。
+--自販機が削除されたことでリアルな町並みという点では劣化。ゲーム的にも飲み物による金銭UPなどの恩恵が得られなくなった。一応仙薬で同じような効果が得られるが、一々素材を集めなくてはならずめんどくさい。
+
 -コインロッカーの削除
 --これにより序盤に不足しがちなアイテムや資金が、さらに困窮することが多くなってしまった。
+
 -カラオケやダンスなどの音ゲーが無い
 --スポットは多いので問題ないが、わざわざ元SMAPのキムタクを呼んだのだから音ゲーをやって欲しいという声は多い。
+
 -食事経験点の削除
 --今回から食事の恩恵が体力回復のみとなってしまった。経験値獲得はKAMGOの1回目のみ。
 
 ''フレンド''
 -周回プレイでは引き継がれない。
--フレンド50人の中で、フレンドになる条件で、麻雀とドローンのミニゲームをやることになるのだが、そのミニゲームの難易度が高い。ドローンは上記の通りの操作性で改造しなくてはクリアすることは無理。
---麻雀はそもそもルールが分からない人には困難であり、またルールを知っていても運要素が多い。
+
+-フレンド50人の中で、フレンドになる条件で、麻雀とドローンのミニゲームをやることになるのだが、そのミニゲームの難易度が高い。
+--ドローンは上記の通りの操作性でとても難度が高い。
+--麻雀はそもそもルールが分からない人には困難であり、ルール説明も非常に簡素。プレイできたとしても、知っての通り麻雀は運要素が多い。
+---ある人物をフレンドにするためには特定の役・条件で上がる必要があるため、ルールを知らないと非常に厳しい。
 --フレンド50人の中にはバッティングセンターを全部クリアしないと登場しない人物までいる。一応、タイミングと判定が公式チート並みに緩和されるバットを購入できるが、これもある程度進めた後でないと購入できないうえ、周回時に消える。
+---配球と(投球)コースはランダム要素が無く完全固定なのが救い。
+-フレンドを50人にしないと開放されないサイドケースがある。
 
 ''KAMGO''
--麻雀が何故か3つも店があり、アガリ○○回は個別でカウントされるため非常に面倒。
 -EXブースト中に敵を撃破する目標だが、何故か発勁やEXアクションではカウントされない(武器はカウントされる)。
 
 ''演出''
 -『龍が如く』ではスロー演出中の肩書き登場時にブラー効果がかかる、画面がやや青くなるといった演出があったが、本作ではどちらも撤廃され、迫力やボスの格が下がっている。
 --また登場人物の紹介も龍が如くの白黒になる演出ではなく、名前がスムーズに出る物に変更されている。
 
 ***シナリオ
-''結局は極道中心のシナリオ''
--表面上は『龍が如く』とは別のゲームという体裁を取っているにもかかわらず、物語は終始極道の抗争やいざこざが絡んでくる。~
-一応黒幕やラスボスは極道ではないものの事件にはとある極道が深く絡んでおり、事件を追う八神がヤクザに襲われバトル・証拠集めでヤクザ事務所やアジトにカチコミしてバトル…と、目的がやや異なるだけでやっていることは『龍が如く』とあまり変わらず、新しい主人公を据えたせっかくのスピンオフシリーズにしては目新しさは少ない。~
-このため、「''単に主人公を桐生から八神に変えただけ''」という手厳しい意見も見受けられる。どうせなら全て探偵・弁護士要素だけで良かったという意見も多い。
---この辺りはどうしても『龍が如く』からの流用が多く、印象が強いが為に生じた問題との声もある。
--強面のヤクザがゾロゾロと出てきて主人公達を取り囲むシーン、そして返り討ちに遭って地面に転がる様子などは、『龍が如く』シリーズのプレイヤーはもう見飽きた光景だろう。
-
 ''序盤の探偵鵜沢への一連のシナリオ''
 -八神は序盤で探偵鵜沢を尾行、チェイス、バトルをするが、バトル終了後八神を訴えようとするが、弁護士バッチを見せて黙らせてしまう。
---だが、考えれば''弁護士でがあったところで八神の傷害や暴行には変わりない''にそれで黙る方もおかしい。尤もこのシナリオは体験版で配信されているため、八神の顔見せの側面が大きく、シナリオの質にはこだわってないと思われる。
-
+--だが、考えれば''弁護士であったところで八神が傷害や暴行を働いたのには変わりない''のにそれで黙る方もおかしい。もっともこのシナリオは体験版で配信されているため、八神の顔見せの側面が大きく、シナリオの質にはこだわってないと思われる。
 
 ''さおりのハニートラップ''
 -源田法律事務所の城崎さおりがある人物から情報を得るために、自らが美人記者に変装して、ハニートラップを仕掛けるが、都合よくその人物が乗る。''わざわざ危険な状態であるのにもかかわらず、ホイホイと引っかかる。''しかもそれが八神の黒幕側への反撃となるのでかなりがっかり。
---その人物も、それまでそんな素振りを見せなかったのにここで''急にエロオヤジ化する。''せめて好色であるなどの伏線がほしいところ。
+
 -取材もアポ無しで来て、受付にたまたま目標の人物が居るというかなりご都合主義である。
 
 ''無辜の一般人と戦闘''
 -今回八神は何も罪のない警官や医者とバトルして倒しているが、これについて何もお咎めがない。
龍が如く』の桐生やその他主人公でさえこのような無実の人々への暴行は特に無く、善良な警官とのバトルというのも無く、ほとんどが正当防衛という形を取っているため、違和感を覚える。
+-警官に対しては誤解していたということで曲がりなりにも理由は成立するが、医者についてはただ八神が暴れただけである。
+--今回は高齢者という社会的弱者の問題を描こうとしたにもかかわらず、『龍が如く』ですら越えなかった一線を越えるというちぐはぐな結果となってしまった。
 --しかも、この医者との戦闘の直後に八神は「人間は自分の行動に正義があると感じた時に一番残酷になれる」と発言するが、''見事なブーメランとなっている。''
--ちなみに、不法侵入と暴行を散々行った件を裏ボスに突っ込まれる一幕があり、スタッフ側も分かった上で開き直っている可能性もある。
+

 ''銃コント''
 -上記通りムービー銃対策はちゃんとできているが、銃対策にはまだまだ。
 --八神は敵の銃に対してピンチになる場面が多いが、それについての対策は特に取らない。
 --わざわざ銃を保持しているであろう極道組織にカチコミをして、八神や仲間が銃でピンチになることもある。
 
 ''いくつか矛盾・疑問が残る展開''
 -今回、アクションを重視しているせいか純粋な推理物としての完成度はさほど高くない。
 
 #region(ネタバレ注意)
 ''久米敏郎殺人事件''
 -共礼会の末端構成員でありクラブ「アムール」の前で羽村達と鉢合わせた事で彼らに捕まり、羽村達にクラブ内で暴行を加えられた後、羽村から黒岩に引き渡され、生野から投与されたアドデック9の副作用により死亡する。その後羽村が犯人として警察に捕まる。
 クリア後にみると、この事件でそもそも''真犯人である黒岩が仲間である羽村を告発している。''という矛盾とも思える行動を取っている。アドテック9を投与する場所は決まっており、そこから死体をどこかに遺棄する事も黒岩の仕事だが、わざわざ引き渡した場所と同じ場所に死体を遺棄する必要性は全くなく、羽村からみれば裏切り行為にしか見えない。
+有罪率99パーセントと言われる日本の司法で危険な綱渡りを何故したのか?また、エリートと言われる黒岩がそんな無能な行動を取って彼に嫉妬する綾部が何も言わない''など疑問が多い。

 ''和久光一殺人事件''
--犯人の生野が先端創薬センターの入院患者である和久に、アドデック9を投与して死亡させてしまう。患者もスタッフも少ない深夜~早朝にワゴンに和久の死体を乗せ、その際にリネン業者の回収車に和久の遺体を遺棄して、大久保が気が動転し、遺体を処分した。そして、犯行時刻を誤魔化し大久保に罪を着せるため、嘘の目撃証言をした。というのが真相である。
--だが、よく考えると真犯人の生野は''和久の遺体を隠したワゴンを引きながら、周りスタッフや監視カメラ*8を通り抜けて、駐車場に着いた''ことになるが、かなりご都合主義な展開と言わざるえない。%%『メタルギア』じゃあるまいし。%%
+-犯人の生野が先端創薬センターの入院患者である和久に、アドデック9を投与して死亡させてしまう。患者もスタッフも少ない深夜から早朝にかけての時間帯にワゴンに和久の死体を乗せ、その際にリネン業者の回収車に和久の遺体を遺棄して、大久保が気が動転し、遺体を処分した。そして、犯行時刻を誤魔化し大久保に罪を着せるため、嘘の目撃証言をした。というのが真相である。
+
+-だが、よく考えると真犯人の生野は''和久の遺体を隠したワゴンを引きながら、周囲のスタッフや監視カメラ*9を通り抜けて、駐車場に着いた''ことになるが、かなりご都合主義な展開と言わざるえない。%%『メタルギア』じゃあるまいし。%%
この事件は大久保が無罪となるが、そのきっかけが、''絵美が大久保と付き合っていることを隠して、裁判所で傍聴人席から検事に異議を申し立てたから。''本来なら恋人ならば庇うような証言や発言をするのは当たり前であり、そのような人物の証言は信憑性が低い。そもそも傍聴席の発言など野次と同じで公式な証言でもないのだが…。

 
 ''寺澤絵美殺人事件''
--大久保が寝ている隙に生野が潜入して絵美を滅多刺しにして殺害し、大久保にアルコールを注射で投与し、凶器と血液を擦りつけたというのが真相である。
--上記の''一流の殺し屋レベルの殺害を、単なる科学者の生野が行う''というかなり不自然な状態となってしまっている。
---また、警察もこんなガバガバな犯行に気がつかないという不自然な展開である。
+-大久保が寝ている隙に生野が潜入して絵美を滅多刺しにして殺害し、大久保にアルコールを注射で投与し、凶器と血液をなすりつけたというのが真相である。
+--上記の''一流の殺し屋レベルの殺害を、単なる科学者(=殺人に関しては素人)の生野が行う''というかなり不自然な状態となってしまっている。
 
 ''新谷正道殺人事件''
 -八神の先輩である新谷弁護士が八神の事務所で目が抉られた状態で発見されるが殺された原因が「''生野に電話をかけただけ''」である。
 --一応、羽村が新谷に生野の情報を流した(=黒幕を裏切った)と思われていたので、裏切りの潔白を証明するために行ったと考えればまだ筋は通っている。
 --しかし、もっと嗅ぎまわっている八神に対しては事務所で死体を見つけさせるというある種の警告だけで済ませてしまう。
 ---どうやってばれずに死体を持ち込んだとか、わざわざ携帯電話を所持させたままとか舐めプに近い行為を行っているとか突っ込みどころは多々あるが、結果的にこの行動が八神が真相に近づくようになったのは言うまでもない。

 
 ''松金組金庫強盗事件''
 -東が強盗の主犯である赤鼻の素性を知るまで「わずか1日」という点がややご都合主義感ある。綾部が自分から売り込んだのだろうか。
 
 ''9章の展開''
 -大まかな流れは、黒幕に八神の立てた事件の仮説が正しいかどうかを確かめるために、病院に会いに行くという流れなのだが…。
 --黒幕を見つけた後に追っかけるまではいいのだが、上記の通りその後に''何の罪もない病院の職員をぶん殴って追いかけるバトルが発生する''という、正当防衛ですらない暴行を行っている。普通にチェイスでよかったのでは…。
 ---なお、八神は普通に顔を出しており、八神の素性を知っている医者に顔を見られているのだが、この後八神たちは特にお咎めもなし。
-
 
 ''本丸園の場面''
--本丸園で黒岩に射殺されたはずの松金組の組員が、その後のシーンで何故か元気で生き返っている。
+-本丸園で黒岩に射殺されたはずの松金組の組員が、その後のシーンで何故か元気に生き返っている。
 
 ''モグラの超技術''
--ストーリーで暗躍する謎の殺し屋『モグラ』の殺しがバレない理由として、被害者を昏睡させて口を封じつつ、怪しまれない程度の時間が経ってから衰弱して死亡する傷を負わせる絶妙な技術によるものだったと明かされるが、流石に荒唐無稽すぎる。
+-ストーリーで暗躍する謎の殺し屋「モグラ」の殺しがバレない理由として、被害者を昏睡させて口を封じつつ、怪しまれない程度の時間が経ってから衰弱して死亡する傷を負わせる絶妙な技術によるものだったと明かされるが、流石に荒唐無稽すぎる。
 
 #endregion
-
 
 -''終盤の展開''
 --最終的に一部のキャラクターは(特に綾部)が消化不良のままフェードアウトしてしまい、やや煮え切らない。
 --『龍が如く』でもまとめ方が強引という意見があるが今回も少々強引。無理矢理ハッピーエンドにしているという意見も多い。
 --黒幕と決着が付かない裁判
----終盤黒幕側を引っ張り出して裁判での争いとなるが、''ただ八神が証拠を出してベラベラと喋るだけであり、公式な裁判でケリをつけた、とはとても言いにくい。''法曹関係から監修を受け「リーガルアクション」を謳っておきながら、現実とは大きくかけ離れている裁判展開である。~
-ただし、黒幕側は八神が正当な範囲で行える証拠提出を国家権力でもみ潰すほどのイレギュラーな行為を行っているため、八神もイレギュラーな行為をせざるを得なかったという設定ではある。だが逆に「権力を持たせすぎたのでは?」という意見もある。
+---終盤黒幕側を引っ張り出して裁判での争いとなるが、''ただ八神が証拠を出してベラベラと喋るだけであり、公的な裁判でケリをつけた、とはとても言い難い。''法曹関係から監修を受け「リーガルアクション」を謳っておきながら、現実とは大きくかけ離れている裁判展開でもある。~
+ただし、黒幕側は八神が正当な範囲で行える証拠提出を国家権力でもみ潰すほどのイレギュラーな行為を行っているため、八神もイレギュラーな行為をせざるを得なかったという設定ではある。だが逆に単なる一般人に「権力を持たせすぎたのでは?」という意見もある。
 
 -終盤のバトル

+--こちらも少々強引。無理矢理バトルにしている感が強い。しかも今回は弁護士・探偵である八神なのに、結局「やっていることはヤクザ」という声も。
 
 #region(ネタバレ注意)

-+-綾部の事件が争点となり事件の真相が明らかになるのだが、劇中で国民の知るところとなり、冤罪である大久保も無罪放免となる。黒幕の黒岩、生野が死亡して事件が迷宮化する可能性も十分あり得る*10。また、''無罪が証明された時に一気に死刑を免れて、釈放が決まり、更には事件の見直しも決定したことで再審も決まるというかなりに駆け足っぷり。''一応、『龍が如く4』で冴島の18人殺しも無罪判決もスルーされているが、本編の鍵となる事件であり法廷劇なのだから詳しくやるべきでは?という声も。
 #endregion
 
 -一部サイドケースにも首を傾げるような展開がある。中には八神の人間性を疑うようなものも無くもない。
 
 #region(ネタバレ注意)
 -お笑い芸人の依頼人から「自分をスキャンダルで嵌めた女に思い知らせてやりたい」という依頼を受けるサイドケースが存在する。
 --騒動の黒幕は依頼人の相方で、自分の彼女と共謀して依頼人を嵌めたというものなのだが、八神は相方の男は叩きのめして悪事を全部暴露するのに対し、共犯の女の方は咎めないばかりか''週刊誌にこの件をネタとしてタレ込んで金を巻き上げる''事を提案する。
---女の方も彼氏を裏切ってあっさりそれに飛びつき、依頼人も相方の悪事が暴かれた事で女の事など忘れて大満足、というオチ。女は脅されたなどではなく自分の意志で協力した立派な共犯にもかかわらず、八神が内心「この女も大概だな」と呟くだけで何の報いも無しである。シリーズ過去作でも見られた、「あくどい女に対しては殴られ役の男を倒すだけで済ませる」という展開を踏襲したような内容となっている。
+--その後、女の方も彼氏を裏切ってあっさりそれに飛びつき、''依頼人も相方の悪事が暴かれたことで女の存在など忘れて大満足''というオチである。
+--女は脅されたなどではなく自分の意志で協力した立派な共犯にもかかわらず、八神が内心「この女も大概だな」と呟くだけで何の報いも無しである。
+---シリーズ過去作でも見られた、「あくどい女に対しては殴られ役の男を倒すだけで済ませる」という展開を踏襲したような内容となっている。
 
--ガールフレンド候補の一人「あまね」は他者に近い将来降りかかる災いを知る事ができる能力の持ち主で、災いの影が見えた人に忠告をしている。しかし不安を煽るような言い方な上に必ず的中するので、何度も忠告を受けたとある男性はすっかりナーバスになってしまっている。
+-ガールフレンド候補の1人である あまね は他者に近い将来降りかかる災いを知る事ができる能力の持ち主で、災いの影が見えた人に忠告をしている。しかし不安を煽るような言い方な上に必ず的中するので、何度も忠告を受けたとある男性はすっかりナーバスになってしまっている。
 --結果、男性はもうあまねの忠告に耳を貸さなくなった為、八神はあまねから彼を陰ながら見守るように依頼を受けるのだが、精神的に追い詰められた男性はあまねこそが災いの元凶だと看做して襲いかかる。八神はそれを撃退し、凶行に及んだ男性は敢えなく御用に。結局、災いとは八神自身(+パトカー)だったというオチであった。
 --先に暴力に訴えたとは言え、男性が逮捕されたのは言ってしまえば八神とあまねの所為なのだが、八神もあまねもその事を全く気に病む様子は無く、八神は「自分の災いは見えなかったね」で片付け、あまねも全く反省する事なくまた忠告という名の煽りを繰り返す。あまね自身は純粋に善意でやっている分、余計にタチが悪い。
 --その後はあまねは忠告を続けたが為に放火犯に殴られるような目に遭ったり、ガールフレンドイベントで掘り下げはされるものの、この件に関してのフォローになっているとは言い難い。
 #endregion
 
 ''キャラクターについて''~
 #region(ネタバレ注意)
 ''ケンゴ''
 -羽村、松金組長がいなくなった後、何故か''組に入ってから1年も満たない舎弟である''ケンゴが組を仕切ろうとし、モグラへの敵討ちを狙っている*11
 --若頭補佐である尾崎はこれに関してダンマリ、東もあくまで「モグラへ復讐を止めるように八神に依頼している」だけで、組を仕切ろうとしている点については言及していない。
 --ちなみに、ケンゴと尾崎はもともと同一人物だったらしく、その名残ではと言われている。
 
 ''真冬''
 -間接的にとはいえ、綾部と同じように捜査資料の漏洩を行っている点が突っ込まれることも。
+-また、ヒロインとしてはやや薄め。ただ、「ガールフレンド」の仕様により薄くなったといった点もある。
 
 #endregion
 
 ''ゲーム面としての問題''
 -5章
 --この章は3年前の事件の足取りを、3年前の八神を実際に操作して追体験するという内容であり、その構成に関しては評価されている。
 --しかし、この時点での八神は無成長でチンピラの集団と戦わなければならない。EX-HARDになると数の暴力であっという間にやられてしまうことも。
 ---その前にイベントが少々とチェイスを挟むので戦闘までやり直すのが面倒なのもマイナスポイント。バトルが1回だけなのが救い。
 
 -メインストーリーから関係のないミニゲームや、サイドケースを強要する展開が多い。
 --メインをサクサク進めたい人には迷惑極まりない。海藤や源田法律事務所の面々などメインキャラの掘り下げが行われるものならまだしも、本筋に全く関係ないサイドケースまで強制される。
 #region(例えば)
 -八神と旧知で、普段はBARテンダーで飲んでいる姿しか見ないのに非常に羽振りがいい「マリ姉」の職業を探れというサイドストーリーが挟まる。しかし、マリ姉自体はメインストーリーには全く絡まない。
 --職業は凄腕のギャンブラーだったのだが別に重い過去がある訳でもなく、なんとなくギャンブルを始めたら才能があった事に気付き、仕事も辞めて気が向いた時にカジノに行ってボロ儲けしていたというだけ。わざわざ本編で無理矢理見せるような内容ではない。
 --マリ姉がギャンブラーだと判って以降も別にそれが良い形に活かされるような展開も無く、その後はマリ姉とのフレンドイベントも発生するが、こちらも最終的にただ八神が翻弄されるだけで面白くない内容。その後は一定期間を置いてマリ姉に話しかける度に仙薬の材料(しかも「高級煙草の吸殻」)が貰えるだけ。
 ---最終局面に入る直前、マリ姉の通っていたカジノに警察の手が入り、関係者が皆逮捕される展開があるのだがここにマリ姉が関わってくる事も無い。何のために本編で無理矢理見せたのか…。
 #endregion
 
 ***バトル面
 ''武器・防具・アイテムの装備の廃止''
 -『龍が如く6』では武器の装備の廃止のみだったが、本作では防具・アイテムも装備の廃止。
+
 -これによりおもしろ武器で戦うことが出来なくなり、バカゲー要素の一つがなくなった。また、素手の格闘に飽き易いという意見も多い。
+
 -「主人公のモデルが実在の俳優である以上武器を使わせるのはまずかったのでは?」との意見もあるが、『龍が如く4』では主人公の一人である谷村のモデルを成宮寛貴*12が担当しており、こちらでは普通に武器を使用しているため、擁護とするには弱いか。
 --銃刀法違反を律儀に守ったのだろうか、それ以外の落ちている武器は使用できる。しかし、決まった場所でしか使用できないというがっかり仕様。
+
 -防具・アイテムの装備もなくなったので、敵からのダメージに備える防御力を上げることができない。
 
 ''致命傷''
 -体にオーラをまとった強敵の高威力の強攻撃や、銃弾など攻撃から受けるダメージで、最大体力自体を減らしてしまう危険なダメージ。後半は雑魚キャラの銃ですら注意しなくてはならない。
 --RPGで言う所の毒とか麻痺みたいな状態異常であるが、食事や章をまたいでは回復しない。治すには専門の医者に見せるか、医療キットを買うしかない。だが場所が地下で行くのが面倒である。しかも一回2万円。医療キットは4万円からと高額である。

-
 
 ''『龍が如く』から劣化したバトル要素''
--天啓・師匠などパワーアップシナリオはなし。
--闘技場などのバトルのサブ要素も無し。
--上記の代わりになるような物も無い。
--クリア後の究極闘技もなし。一応『龍が如く 極2』も無かったが、こちらには用心棒というやり込み要素がある。
--×ボタンのみでステップが出せなくなった。
+-天啓・師匠などパワーアップシナリオは無しで闘技場などのバトルのサブ要素も同じく無い。
+--それどころかクリア後の究極闘技もなし。一応『龍が如く 極2』も無かったが、こちらには用心棒というやり込み要素がある。
+--細かい箇所で言えば×ボタンのみでステップが出せなくなった。
 
 ''モーション流用が多い''
 -流用の多さはいつものことであるが、本作が新規IPをうたっていたのに数多く流用している点は批判が起こった。
 --本作は敵の耐久力を低めにする代わりに、攻撃力を高めにするという調整が行われている。
 ---本作では特に渋澤をはじめとした過去作の強敵ボスのモーションを流用するというパターンが多く、その矢継ぎ早に繰り出す足技と攻撃力の相性の良さで雑魚が非常に鬱陶しくなった。
 
 ''エンカウントバトル''
 -今回敵キャラがあまり高価なアイテムや金を倒してもくれない。多額の金額をくれるレアキャラであった成金くんも出現しない。経験点も少ない。その為エンカウントがただのうざい存在へと変化している。
 
 ''バトルスタイルのバランスの悪さ''
 -銃一強であった『龍が如く 維新!』や壊し屋一強であった『龍が如く0』ほどではないが「一閃」が優遇されている。公式でもゲームーオーバーになった時に「一閃」を勧められるほど。
---集団戦に有利な「円舞」は、その攻撃範囲の広さが災いしてガードしている敵に弾かれやすくなるという致命的な欠点があるため、特性を生かし辛い。
+--集団戦に有利な「円舞」は、その攻撃範囲の広さが災いしてガードしている敵に弾かれやすくなるという致命的な欠点があるため、特性を活かしにくい。
 ---ただし、EXブーストの△連打や仙薬で弾かれ対策を行えばその長所をきちんと発揮できるようになる。
 
-***その他の問題点
+***細かな問題点
 ''DLC''
 -龍が如くではほぼ無料であったDLCが有料に。
 --おまけにバトルのバカゲー要素のアイテムとして仙薬がDLCとなってしまったのは、今回は武器装備無しで単調なバトルになりがちな上に残念。
 --ただし、DLC仙薬に関しては表向きは「どうしてもクリアできない人のための最終手段」としている。
 ---初版でDLC購入していれば後の新価格版は無料ダウンロードは出来る。
 
 ''ロード''
---ロードが長く、そこそこ頻度も多め。
 --コマ落ちもいくらかある。とはいえ、裏ボス以外はプレイに支障が出る範囲ではないだろう。
+''モデリング''
+-サイドケースやフレンドに出てくるキャラにほとんど同じ顔の者が時折見られる。
 
-''モデリングの使い回しが多い''
---サイドケースやフレンドに出てくるキャラにチラホラ似た顔が多い。
+''一部俳優の演技''
+-通常時は問題ないが、戦闘ボイスにやや迫力が欠ける。
 
+''EXアクション''
+-新規追加されたものは派手で見ごたえがあるものが追加された反面、やや演出が長めでテンポが悪く感じることも。
 
 ----
 **総評

法曹関係から監修を受けた割には『龍が如く』特有の荒唐無稽さは相変わらずであり、純粋なリーガルサスペンスとして見ると疑問符や1つの作品として完全に調和しているとは言い難い。改善の余地を多く残し、PS4屈指のクソゲーとなった。

 

*1:スピンオフ作品を全体で見ると『北斗が如く』以来

*2:例外は『龍が如く6』に出演した小野ミチオ、ハングマン。ただしどちらも同一人物ではない。

*3:例外は『龍が如く6』に出演した小野ミチオ、ハングマン。このどちらも同一人物ではなく名前を借りた別人である

*4:「ムービー銃」とは、操作中であればゲームという都合上いくら銃で撃たれても平気なのに、イベントムービーに入った途端に急に現実的になり、一発の銃弾が致命傷になりうるという、ゲームに良くある虚実の落差を指した言葉。

*5:龍が如く』シリーズの場合ムービー銃が多い上、時には倒した相手の武装解除を行わず放置したためにみすみす撃たれたり、桐生だけはムービー銃を受けても次のシーンでは治っていたりとシナリオの都合が目に付いた。特に『4』までは倒した相手を放置して反撃される展開で主要キャラを毎回一人は死なせていた。

*6:飲食店としても登場し、食事ができる。

*7:飲食店としても登場し、食事ができる。

*8:通常の病院内では監視カメラはプライバシーのため設置されてないこともあるが…。

*9:通常の病院内では監視カメラはプライバシーのため設置されてないこともあるが…。

*10:一応、ラストバトル後の展開では杉浦がスマホを向けており、一部始終を録画(配信?)していたであろうことは描写されている。

*11:八神は本編の1年前に松金組に顔を出しているが、その八神はケンゴを知らなかった。

*12:オリジナルのPS3版のみ。諸々の事情でリマスターのPS4版では変更されている。

LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶・ゲームカタログ

#contents()

----

*LOST JUDGMENT:裁かれざる記憶

【ろすと じゃっちめんと さばかれるきおく】

|ジャンル|リーガルアクション)|

|対応機種|PS4/PS5)|~|

|発売・開発元|SEGA|~|

|発売日|2021年9月24日|~|

|価格|9,463円|~|

|判定|黒歴史''|~|

|判定|''クソゲー ''|~|

|ポイント|通称「キムタクが如く2」&br 悪化した探偵要素&br澤先生bot|~|

 

**概要

--時系列としては前作『JUDGE EYES:死神の遺言』(2018年)から3年、『龍が如く7 光と闇の行方』(2019年)から2年後になる2021年が舞台となる。

 

**ストーリー

-東城会が解散した神室町で探偵業を営む、八神と海藤。そんな中、横浜・伊勢佐木異人町で横浜九十九課という探偵事務所を開いた九十九と杉浦から仕事の手伝いをすることになる。

-誠稜高校という私立高校でのいじめ調査をすることなり、八神と仲間たちは高校の調査に乗り出す。

 

-一方で、源田法律事務所の城崎さおりは痴漢事件を犯した江原の当番弁護士になっていた。痴漢事件で実刑を受けた江原は、判決が出る際に「横浜・伊勢佐木異人町で腐乱死体として発見された若者・御子柴弘を殺害した」と告白する。

 

-御子柴弘は数週間前に誠稜高校へ教育実習として赴任してきていた。御子柴弘の殺害時刻は江原が痴漢を行っていた時間であり、不可能犯罪であった。

-城崎さおりは、二つの事件が複雑に混ざり込んだ事件の調査を八神に依頼する。

 

 

 

**新要素・特徴

 

-舞台

--神室町に加えて伊勢佐木異人町が舞台に加わった。

--異人町の西側に誠稜高校が追加された。

 

-バトル

--「流」スタイルが追加された。

--「合気道」「柔道」のような受け及び防御寄りの新規スタイルである。

--他の2つのスタイルと違い、全方位から敵の攻撃をさばけるのが特徴である。

 

-防具

--「バトルインナー」「パンツ」などの防具が追加された。

 

-ザ・ガントレット

--「龍が如く」シリーズの「究極闘技」に当たる、高難易度バトル。

--高難易度の敵やボスのバトルや条件付きのバトルがある。

 

-調査アクション

--調査アクションは前作から増えて全部で13種類が設定されている。

--バズリサーチャー

--SNSツールから事件性の高いワードを抽出し、そのつぶやきがどこで投稿されたかをマップに表示してくれるアプリ。

 

--集音器

--音を増幅させることで、感知できるようになる上、どこから音が発生しているかも探れる機能を持っている。また盗聴器や盗撮カメラなどの位置を探ることができる。

 

--探偵犬

--犬の嗅覚が必要になるような場面があれば呼び出すことができ、案内してくれる。

また散歩をしてくれるとアイテムを見つけてくれる。ちなみに散歩中はエンカウントにならない。

 

--アスレチック

--壁の凹凸やパイプを利用して目的地に移動するアクションパート。

 

--スティー

--敵の警戒網を潜り抜けるためにアクションパートで、背後からの一撃や物を使っての誘導なのが可能

 

--尾行

--「ごまかしアクション」が追加された。周囲に隠れる物がない時でも敵の警戒度を下げることができる

 

-ユーズドラマ

--成り行きで誠稜高校のミステリ研究会の外部顧問になった八神は、多くの部活や生徒を調べることとなる。各部活のミニゲームやイベントをクリアするとドラマが進む。

--指導力

--アピール、チームワーク、集中力、度胸の4種類があり、各部活のイベントやミニゲームをクリアすると上昇する。各部活ごとに上昇するパラメータが決まっている。

 

--ミステリ研究会

--ミステリ研究会部長の天沢から誠稜高校の裏サイトに関連する事件の調査に乗り出すため、各部活の協力を要請する。

 

--ダンス部

--顧問がダンス研究会に出れなくなったため、八神が代理でダンスの指導をすることになる。

ミニゲームは基本的な音ゲーである。

--衣装は町中で購入できる

 

--ロボット部

--ドローン操作で慣れている八神がロボットの操作を買って出て、ロボット大会に操縦手として出場することになる。

--ミニゲームは3体のロボットを操作して、パズル状のパーツを集めて敵の陣地と味方の陣地を繋げると勝ちになる。

--ロボットの備品は町中でも購入できる。

 

--スケボー

--『異人町ハウンズ』スケボーチームの一員として走る

種類はトリックを重視したスケボーパークとスケボーレースの二種類がある。

--ステージ上にあるスケボーポイントを獲得するとアイテムと交換できる。

 

--ボクシング

--「轟木拳闘ジム」に通う押切 拳也を捜査するために「轟木拳闘ジム」に入門する。

--ミニゲームとしてはボクシングという独立したバトルスタイルのバトルである。基本技はジャブとストレートとガードになる。

--指導料を払えば新しいスキルを覚えられる。

 

 

--暴走族

--暴走族「メイド・イン・ヘブン」の幹部達とレースをする。

通常のレースと違うとこは妨害があり、敵は物を投げたり、騒音を鳴らして進行を妨害したりする。

 

--写真部

--学校で非行行動を取る生徒達を撮影することになる。

 

 

--eスポーツ部

--eスポーツ大会でのチート行為を捜査するため、格闘対戦ゲームで部員達を倒すことになる。

ミニゲームとしてバーチャファイターを行う。

 

--カジノ

--カジノに出入りしているという生徒を捜査し、実際にカジノで勝負をする

 

--ガールズバー

--ガールズバーに出入りしているという生徒を捜査する。

ミニゲームとしては龍が如くのキャバクラと似たシステムで会話を盛り上げたり、好きな飲物を注文すると好感度が上がり、ドラマが進む。

 

-その他

--リスの絵

--街中に描かれるリスの絵に、沿ったガジェットを操作すると隠されたアイテムを使うことができる。

--龍が如くのコインロッカーに当たる。

 

--スケボー

--街中でスケボーでの移動が可能になった。町中にスケボーポイントがある。

 

 

**評価点

シナリオ

-いじめへの社会問題への提起

--社会問題であるいじめにプロットを当てており、非常にリアルに描いている。

--バスケ部で起こるグループ内の衝突や怨恨、ストレスからいじめ被害者となる香山への流れはリアルにできている。特にゲームはもちろん、数多くあるいじめのドラマでもないような、いじめ加害者の心理や状況を解説しており、学校でいじめが起こる描写が克明と描写され、何故いじめが起こるのか、という部分の問いに描いており、高評価である。

--集団行動や学校生活の問題点から起こるいじめへの社会提起と捉えることも可能である。

 

-極道のシナリオの脱却

--前作では極道中心のシナリオに「桐生を八神に変えただけ」「龍が如く散々見てきた展開」など言われ、せっかくのスピンオフでありながら、目新しさがないと批判されたが、今作は改善された。

--東城会が解散後「RK」と呼ばれる半グレ組織が神室町で勢力を拡大しているという設定であるため、ヤクザのバトルが多発する龍が如くとは差別化できている。

--また、高校が舞台となっており、これまた今まで反社会の面々が連なる登場人物では描写できなかった高校生活というものが描写でき、シナリオの幅が大きく向上した。

 

-豪華出演者

--前作からの中尾彬が再出演するほか、光石研山本耕史玉木宏というドラマの主役級の俳優がキャスティングされている。

 

バトル

-改善されたバトル

--前作では全体的に「龍が如く」から大きく劣化したバトル面であるが、今作は改善された。

 

-龍が如く7の欲求解消

--龍が如く7で戦闘はコマンド式戦闘に変更され賛否を呼んだ。特に異人町という新しい街でのバトルがしたいという声が大きかった。

--本作ではそんな異人町のバトルを存分に堪能できる。

 

-「型」のバランスが改善

--「一閃」の一強であった前作から「演舞」が強化された。また「流」のスタイルも追加されバトルスタイルの自由度が大きく向上した。

--「流」は「龍が如く4」の主人公である「谷村正義」のバトルスタイルに似たスタイルであり、龍が如くシリーズファンでも楽しめるとしても評価されている。敵の攻撃を受け流し、そこからの反撃は中々くせになる戦闘となっている。

 

-防具の追加

--スーツなどの防具が追加されたことにより、戦闘による防御の幅が広がった。

 

-ボクシング

--20人以上の対戦者がおり、DLCを使えば杉浦や海藤と対決することも可能であり、龍が如くの「闘技場」と同程度のバトルのやり込み要素となっている。

 

-ザ・ガジェット

--これまた龍が如くの「究極闘技」に似た、バトルのやり込み要素となっており、本作のバトルにやり足りないなどのユーザーに満足いくようになった。

 

--致命傷の廃止

--前作ではRPGの状態異常で治すのに高額で場所も遠いいと評価が低かった致命傷が廃止された。高額な治療費を払う必要もない。

 

ゲーム

-探偵要素の縮小

--評価の低かったサムサターンは廃止された。また尾行・ピッキングは本編では少なくなった。

 

-ユースドラマ

--龍が如く5のアナザードラマレベルのスケールであり、サブ要素としてやり込める。

内容もミステリ研の天沢の依頼を受け、生徒や部活の問題を解決するというアドベンチャーパートは本編よりも良かったという人もいるほどである。

--生徒の悩みも青少年の純情な思い、熱い青春劇、しょーもない小話など様々である。また、青少年を狙う卑劣な犯罪というのも取り扱っており、学生が関わるというシナリオという目新しいものになった。

 

-ダンス部

--前作から要望が大きかったキムタクの音ゲーが本作でようやく搭載された。元スマップのキムタクのキレキレのダンスを披露してくれる。

 

-スケボー

--八神はスケボーを乗り、町を移動できるようになった。龍が如くでは徒歩かタクシーでしか移動できなかったが、ようやく移動面で改善された。

 

-ロボット部

--バトル型のパズルゲームとしてはミニゲームとしてはよくできており、ハマる人はハマる内容となっている。

 

-サイドケース

--今回も評判の良い。ギャグからシリアスまで幅広い。

--特に前作の八神の友人達が集うシーンは評価が高い。

 

-龍が如く7のファンサービス

--サバイバーのマスターや超などがカメオ出演しており、龍が如くファンを喜ばしてくれる。

 

-リスの絵

--リスの絵により貴重な防具やアイテムを序盤で入手できるようになり、攻略の自由度が広がった。

--また資金繰りとしても使用が可能である。

 

-BGM

--今作も評価が良いものが多い。特にボス戦は高評価。

 

 

**賛否両論点

-聖域化する前作キャラ

--元引きこもりであった九十九・杉浦であるは、過去にいじめが関係しているのかと推測されが、特に描写がなくスルーされている。

--東は終盤以外の出番が大きく縮小された。

--海藤は最初から行動するが、イマイチ活躍できないままである。

--八神の元恋人の真冬に至ってはカメオ出演レベルの出演である。

--新キャラが大きくシナリオの幅を裂いている為、下手に動かせないという形になっている。

 

-城崎さおりの変装

--前作でキャバクラに変装した城崎であるが、今回もキャバクラに潜入する。

--しかし、前作でやったことをもう一度やっても飽きるという声もある。

 

 

-誠稜高校

--3階建ての校舎と中庭と体育館があり、非常に大きな学校である。クラスごとの再現もよくされており、舞台としては高評価されている。

--一方で広すぎるので移動は面倒である。スケボーでの移動はできず、もちろんスマホでタクシーも呼べない。

--特にユースドラマで3階とロボット部と地下1階ダンス部を掛け持ちしている時は不便極まりない。一応エレベーターはあるが、東側だけである。

--また、本編やユースドラマやサイドケースも後半からは誠稜高校を全く利用しなくなるのでせっかく作ったのに宝の持ち腐れと称される。

 

-シナリオ・キャラクター

--澤 陽子と八神

--本作最大の賛否部分

--誠稜高校の教師の澤陽子は桑名追跡中のRKに口封じに合い、殺害されてしまう。八神は澤の死を惜しみ、真相へと近づく決意をする。

--この場面自体は良いのだが、問題は八神がこの後しつこいほど「澤先生」と連呼し、敵対者に意見を通そうとする。その様子から「澤先生bot」と称されることも*1

--八神に敵対する桑名、江原、楠本玲子たちは、みんな自分なりの正義があり、その正義を否定するため「澤先生」という無辜の人間が巻き込まれたというアピールの為であるが、流石にしつこすぎる。

--また澤も完全に善良とは言い切れない

---澤は当時御子柴にいじめられていた、江原敏郎を目撃しそれを裁判で証言しなかったという過去があり、それで裁判においていじめを認定できなくなった経緯もあり、江原や桑名にとってはいじめを黙認した一人と思われてもおかしくない。

さらに澤以外も善良ではないが巻き込まれた人間なら「赤池」もいる。

八神一人が勝手に熱くなっていると称され、プレイヤーとの温度差を大きく感じる展開となっている。

-ここでの問題点は二点ある。

--まず八神の描写が不十分である。澤が自分の過去の後悔を八神に伝えたことには伝えたのだが、八神がそこでどう変化したのかは分からずじまいである。八神がそこから心情を感じ取り、澤に共感したなら、ここまでの乖離はなかったのだが。

--もう一つは前作の死亡した寺澤絵美である。八神の事件に巻き込まれて殺害された女性であり、「澤と絵美を重ねた」ということも述べている。

だが、絵美は前作では、数度会った程度の人間であり、そこまで思い入れのある人間とは思えない、という声もある。加えて前作で犠牲になった人間なら同僚の新谷の方が八神のせいで殺されており、よっぽど悲惨である。

--さらに本作では前作を販売したいためか、前作のネタバレは制限されており、新規層はさらに混乱するハメとなった。

--まとめると八神の好みで左右されているようにしか思えず、龍が如く6での桐生の「うるせぇ」レベルの感情論のゴリ押しだと批判される。

 

-俳優の演技

--豪華実力俳優なだけあり、今作も良い演技をしている。

--しかし、相馬の玉木宏だけは戦闘シーンでは若干の賛否がある。

 

**問題点

■シナリオ

-女性敵キャラの扱い

--龍が如くシリーズで代々言われていたことであるが、女性の敵がすっきりとしない。

--香田をいじめている「あかね」や楠本充をいじめた間宮などは他のいじめ加害者は制裁されているが、女性キャラはなんのお咎めもない。

--あかねは、まだ改心するが、間宮はいじめを逆ギレしており、気分の悪いままである。

 

-龍が如く7の異人三との矛盾

--異人町は、異人三と呼ばれるマフィア達の三すくみ、通称肉の壁により他勢力を排除してきたという歴史があるが、本作はあっさりと侵入されている。それもRKは大組織の東城会よりも劣る。

--「7」とはパラレルという事なのであれば、それならどうやって崩壊したのか、という疑問は大いに沸くが答えは出てない。

 

-銃コント

--前作は評価された銃対策だが今回はあまりよくない。

--目立つ位置にいる銃を持った敵を八神や杉浦が対処するというもの。そもそも他の敵が銃を隠し持っている場合は考えないのだろうか?

--また龍が如くでご都合主義と批判された、真相を知る人間が都合よく殺害される場面が復活してしまった。

 

-誠稜高校

--私立の進学校という設定だが、学校で生徒がタバコをふかしたり、凶器を所持していたりとどう見ても不良高校である。

 

序盤の展開

誠稜高校で松井・坂城などが学校内で絡んできた高校生を殴り倒している。普通に考えれば大問題である。

探偵としても依頼人である学校側の生徒を暴行して、外部に依頼したということを露呈する、無能な行動である。

そもそも、いじめをテーマにしているのに、暴力で解決するというスタンスはどうなのであろうか…。前作で医者や警察に対して暴行を働いたことから全く反省されてない。

 

香田 真美のいじめ

彼女のいじめに対する対応として机の下に仕込んだスピーカーから八神や仲間が声で “いじめ加害者への批判” をするというもの。

しかし、松井らは声が聞こえてきても、音源や異変に気づかないというご都合主義そのものの展開。

加えて、じゃあ見えないとこでいじめを続けるのではないかという指摘も大いに出てくる。

 

八神が学校に今後も出入りするための方法を探している時、ちょうど外部顧問を探す学生と知り合いになるというご都合主義満載のシナリオである。

 

 

 

キャラクター

-八神隆之

--今回頭に血が上っているのか、仮説でゴリ押しする場面が多い。証拠を見つけずに押し通す部分が見られ、弁護士らしいシーンが少なくなった。人によって春日一番よりも頭悪そうという意見も

 

-城崎さおり

--本作では完全にお荷物である。

--まず江原の事件から八神に丸投げし、被害者の間宮の接触も失敗している。

--キャバクラの出番も、阿久津に変装を即効でバレて、ピンチになる始末。

--後半は八神がRKの黒幕を追っている時に、事務次官が半グレをつるんでるという脈拍もない推理を始めるが、プロット数ページ飛ばしたんじゃないのか、というレベルの無茶推理である。

 

星野一生

お荷物パート2。

「前作の成長なかったことになったの?」って思うほどに活躍がなく、さおりの潜入の足を引っ張るただの無能キャラになる。

 

 

-相馬 和樹

--本作の黒幕の一人であり、正体は公安の潜入捜査官である。

--彼が指示している公安がかなり疑問符の残る行動する。

--自身の招待をしった阿久津 大夢を警官に変装した殺害を命じるが、そこにいた八神達は放置する。加えてその前の八神との戦闘で失神させたRKの面々も放置している。誰が起きていて、こっそり聴いている可能性は考えなかったのか……。

--終盤に至るまで追っている八神・桑名は放置している。

 

-桑名 仁

--いじめ加害者を殺害している実行犯であるが、これまで6件の犯行を重ねている。それ

にも関わらず証拠も残さず完全犯罪をやり遂げているという過去が明らかになるが、いくらなんでも警察が無能すぎる。

--加えてただの元国語教師である桑名が何故そんな殺し屋としての技術を持っているのかも不明である。

--桑名は終盤公安に狙われて、顔を変えるとか言っていたが、結局変えてない。それで逃げられるのはご都合主義と言わざるえない。

--また八神は桑名を見逃すがこれ結末も賛否が分かれた。

 

-江原 昭弘

--痴漢事件の加害者であり、自分の息子である江原敏郎を自殺に追い込んだ御子柴の殺害した真犯人である。

--痴漢事件は真宮に追っかけられている時に、駅のホームで桑名と入れ替わり、定期券を交換していたのが真相である。だが、よくよく考えるとわずかな時間で定期券を入れ替えて、--それを大勢の乗客が見てないという無茶苦茶な作戦である。加えて電車で痴漢中に誰かに痴漢を取り押さえることも考えてない。

--控訴

--痴漢事件で有罪判決を受け、御子柴殺害は無罪になるのも関わらず何故か危険を冒して控訴。その理由は「暇だから」

--「裁判をおちょくる」という彼なり目的があるのだが、その目的は第一審で果たしているし、刑期が終わってから雑誌やテレビに出演する方がよっぽどおちょくれると思うが…。殺人事件の実刑というリスクまで背負ってするのには違和感がある。

--ここは八神に無理矢理裁判にさせるためのご都合主義と言われる。

--そもそも、その前に江原はもう弁護人とは合わない…と言っていたのに、普通に合って控訴という流れも酷い有様である。

--さらに控訴裁判では八神が「澤先生が江原敏郎のいじめを認める音声」を消されそうになったからそれを制止するために自供するが、何がやりたいのか主義がブレブレである。

--犯人側のトリックの出来が良すぎてそれの崩し方があまりに陳腐すぎると批判も多い。

 

■ゲーム

-使い回しが多い。

--「7」や前作のミニゲームや伊勢崎異人町のマップの使い回しが多く、体感は7割ほどの使い回しで、流用が目立ち新鮮味が全く無い。

 

 

グラフイック

-全体的に良くない。

--背景や人物などは荒い。特に人物は動きや表情が不自然で、髪も不鮮明である。特に城崎・杉浦・九十九の髪の出来が悪い。

--会話時にはキャラの顔の表情が一点だけを見つめ口だけをパクパク動かしているだけという、手抜きとしか思えない。

キャラの表情の豊富さを加える技術がこの会社には無いのかそれとも開発費がないのか…

--特に、服装のクオリティが低すぎである。特攻服の刺繍の画質がPS2並みレベルである。

--全体的にPS3レベルと称されることも

 

-ロードが長い

--PS5に向けたゲームのため、PS4ではロードが長い。

--特に誠稜高校から異人町に出る時は長くなる

 

-誠稜高校

--ここだけオープンワールドではなく、区切られている。

--さらに校舎の入口が一つしかない。入口が横にもあるので違和感を覚える。

 

 

-探偵要素

--全体的に改善はされておらず、前作の不満点はそのままである。

しかも、本作は最終部の敵陣に正面から乗り込んで、悪いやつらを片っ端から倒しながら奥に進むぜ!……という展開なのに、途中で探索やアスレチックが挟まったのでテンポが悪く、テンションの高揚がそこで下がってしまう。

--明らかに探偵というゲーム要素が足を引っ張り、本編のシナリオの悪さを妨害してしまっている。

 

ガジェット要素。

路上でガジェットを使っている時に敵は普通に襲ってくる。故に、敵がいないタイミングでないと使えない。

 

 

-尾行・ピッキング

--前作と同じで相変わらず出来の悪いミニゲームでどちらもストレスが溜まる。尾行はほどほどユースドラマにも存在するのが苦痛。

-チェイス

--過去最低のチェイスと行っても過言でなく、ただ何もしなくても一定距離を走れば追いつける物になっており、ちょっと左右に動かす必要があるだけのQTEでゲーム性も何もない。

さらに今作は要所要所でチェイスが発生しすぎで、本編の間延びしている。

また、チェイス終盤になっても対象の体力が残っていると道をひたすらループするので、余計に冗長な感じを醸し出していた。

 

-アスレチック

--アスレチックの動作が何故か体力制となっており、動作をミスすると減る。その結果自由度はなく、決めたコースをただなぞるだけの作業と化している。

--操作性も悪く、動きがもっさりしている。さらに、視界も悪く、次の場所を探すのが一苦労。

 

-サーチ

--「難しい」か「簡単か」の二択が多い。

--潜入ルートの確認などを行うが、調査可能な対象である背景や置物の曖昧さから侵入ルートが分かり辛く、自力では難しい場面が多い。

 

--一方で、目の前の対処者がいるサーチなどの、わざわざゲームにする必要があるのか、不明なものがある。

3D酔いも多い。八神の視点で360度広い範囲を探さなければならない場面が何度かある。

またそういうところに限って駅の監視カメラなど見つけづらいものを見つけなければならず酔いやすい。

そして、前作には探索時に必ずいた “猫がいなくなってること”

 

-スティー

--ASSASSIN'S CREEDシリーズなどでお馴染みのステルス操作であるが、全くの別物どころか全くの劣化品というべきである。

敵の索敵がすごくザル。体の一部がはみ出てるのに敵が八神を見つけられてなかったり、コインを落とした方向に気を取られてたらすぐ横を通っても気づかれなかったり、

胡椒を顔にぶつけられても敵の警戒心が上がらなかったり、

--敵対者のコインによる誘導は決められた場所でしか使えず、恐ろしく自由度が低い。

--敵の撃破も決められたルートしかできない。例えば右ルートで倒す敵を左回りから倒そうと言うことは不可能であり、これまたただの作業である。

なんといっても

 

探偵犬

まず移動速度が歩き限定で遅いので、走りに対応してほしかった。

 

-電波探査機音

--音が鳴るだけであり、目標に近づいても上下左右分かる訳ではなく、難しいものとなっている。

 

-VRすごろく

--ただでさえテンポが悪いのに対戦となってさらにテンポが悪くなっている。

サイドケースではそのテンポの悪いすごろくを何度もしなければいけない苦行がある。

 

ユースドラマ

一部で苦行・作業と言われるミニゲームをやることなる。でも、経験値と裏ボス(亜門ではない)出現のためにやらなくてはいけないという声もあり、

-スケボー

--仲間を連れている場合だと、スケボーに乗れない。

加えて歩道に走ることができないという仕様であり、移動が無駄に助長になっている。

--また神室町は歩行者が多く、人にぶつかりやすい。

 

ダンス

真犯人であるが、裏サイトで、他校の元アイドルをダンス大会直前に暴行して怪我をさせろ、と依頼した人物はダンス部の顧問であり、伏線は全く無い。

また、動機も「元々ファンだったのにアイドルやめられてショックだった」という謎の理由。

最終的に学校を去るよう八神が「学校で暴力を振るう奴は許せない」と言う。お前が言うな。

 

-暴走族

--3つの暴走族チームと3つの幹部を倒すというため、対戦相手が多すぎる。

--加えて対戦相手とのサシの勝負まで雑魚を倒さなくてはならず、助長となっている。加えて後半になるとレースも長くなっている。

--ミニゲームの中でこれだけ難易度が高い。特に周防 遊馬は強すぎるという意見が多い。イージーモードにできるのが、幸いだが…。

 

-自販機

--何故か「7」では買えた自販機が買えなくなった。

 

-サイドケース

--10件程度で前作と比べてサイドケースの数が大きく削られて、依頼が少ない。

--特に神室町での依頼が少なく、物足りない。

 

-フレンドの削除

--前作好評だったフレンドが削除。八神が神室町で築いた友人関係が崩れてしまった。

 

-DLCの増加

--ガールフレンド・サイドケースなどがDLCになってしまった。好評であった変態関連の事件はすべて有料DLC

--以前出来たことがDLCになってしまい残念。

 

モブ

同じ顔のが多く手抜きと言われても仕方がない。

加えてモブの会話や声が合ってない。老人が若者言葉だったり、若者の声だったりと調整不足が目立つ。

 

 

 

バトル

--あいかわずの武器の装備がなし

--3型と言っても、戦闘に飽きやすいまた新鮮味がなくなるという点は否定ができない。また武器がないため、異人町のバトルとしては不完全な物となっている。

バランスの悪さ相変わらず。

円舞を使った方がいい場面がほとんど無く、大体を一閃と流の方が有効。

というのも、集団戦においてもなるべく早く頭数を減らしたほうが有利になるため、なるべく囲まれないように立ち回りつつ高火力の一閃や流のカウンターを当てるのが楽。

 

 

EX技

EX中にはいちいちムービーが挟まれる場面のものがある。特に寝起撃などは非常にテンポが悪い。

 

カメラワーク

ピストルや金属バットなどを持った大量の雑魚と閉所で戦う場面が多く、カメラアングル的に映っていない雑魚が体力ゲージの4割を削る攻撃を振り回し続けるという理不尽なゲームとなっている。

 

スキル

--まず本編&サブ要素を全部クリアしてもすべてコンプリートできるようなものではない。

--他の龍作品と比べると大幅にスキルポイントが取得し辛い。これはDLCでスキルを大幅に取得できるサブストやガールフレンドを売りたいための処置とも称される。

 

 

-型の変更

--何故か↓を押して変更するという物。型によっては二回押すという面倒なことやることもある。

--「維新」や「0」のような←↑→に何故しないのか。

 

-状態異常

--致命傷がなくなった代わりに気絶悶絶などの状態異常が多くなり、ダメージを受けるとすぐに反撃できず、テンポが悪くなった。

--また八神はすぐに転ぶことが多く、起き上がりリカバーに店舗

 

-タウリナー系アイテムが少ない

--EX技を使うのにEXゲージを貯めるタウリナー系のアイテムが少ない。通常買えるのはタウリナーだけである。その上3つしか持ち歩けない。

 

-仲間

--今回も杉浦などが仲間でバトルする戦いがあるが、棒立ちになることが非常に多く。ただのお荷物。すぐに薬を求める場面が多い。

 

-仙薬

--器が伊勢佐木異人町の易興堂で¥100,000で購入など入手が難しく、その割に効果が高いものは素材が入手し辛い。

7--で楽にできた能力強化のハードルが上がっている。

 

-敵が固い

--「一閃」「演舞」の通常攻撃では敵に防御されやすい。

 

-QTE

--龍が如くQTEは他のゲームよりも演出とゲーム性で評価されているが、本作は過去最低レベルに改悪されている。

--まず全部同じ色という凶悪なものである。さらにボタンとボタンの間にある『>』マークが表示を分かり難くして、瞬時にボタンを見分けるのが難しい、

--特に渡辺基祐戦では即死判定が出る。

 

-ボクシング

--闘技場の代理であるが、敵が多すぎ上にバトルが同じボクシングスタイルで飽きやすい。加えて闘技場のようなバトルロワイヤル・武器有りなどのユニークなバトルステージはなく、ただの殴り合いということも飽きやすい。

--また敵も固く人間が多く、時間がかかる。、相手をダウンさせた後から試合再開までのテンポも悪い

--ストーリーにおいて、単刀直入に言うが 意外性が無く、最初に犯人と思われていた人物がやっぱり犯人でした” という展開が拍子抜けした。

--途中で “その人物に犯行が不可能” な状況が発生したために容疑が外れるが、それが第三者による狂言だったというオチである。

 

***その他

アーリーアクセス

豪華版では3日間の早期アクセスという権利をつけた。言わいるアーリーアクセス。

アーリーアクセス版はいわば未完成の状態であるため、しばし「未完成版」「有料体験版」などと呼ばれ、未完成のものに金を取るという事自体批判のある商品である。

さらに本作はオンライン要素が買い切りのゲームであり、ただ販売日をずらして金儲けをする悪質な商売であると批判された。

 

 

**総評

-前作よりバトル・システムは向上した部分もあるが、

前作から否定された部分であるゲームやバトルが全く及第点にも値しない内容であり、明らかにゲームの足を引っ張っている。

 

-さらにシナリオは大げさに褒めるようなものではなく、矛盾・ご都合主義のオンパレードで完成度は低い。

後半のシナリオは全体的なゴリ押しと探偵物あるまじき感情論の多用は批判も多い。

特に本作のキーキャラクターである澤に関してが、「前作から背景が必要」「八神の心情が変化させた描写が少ない」という点が響いて、シナリオ全体の賛否を呼んでいる。

 

-加えてゲームとして見ても、前作から不評であったチェイス・尾行などの探偵要素は放置・劣化されており、探偵という設定が足枷となってる部分が否めない。

よく本作の感想である「映画やドラマでやってほしい」という意見がそもそもゲームという媒体でやって欲しくないという裏返しの他ならない。

 

-総じて、本作はただの使い回し部分が7割を占めるのに対し、ゲームバトルは非常にできが悪く、ただただ苦痛である。

シナリオは矛盾やご都合主義満載で失笑を買い、後半からは八神の弁護士設定忘れたかのような感情論のゴリ押しで設定も崩壊してる。PS5史上初の歴史に残るクソゲーである。

 

 

 

*1:終盤部分で流石に「くどい」と桑名に言われるほど

『ジャッジアイズシリーズ』が高評価な理由

ジャッジアイズが高評価な理由

■概要

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発売されてから、異様なほどの高評価に溢れているこのゲームですが、蓋を開けてみる問題点が山のようにあります体感としては五分五分の評価が妥当にもかかわらず、

何故か高評価を維持しているというおかしなゲームです。

龍が如くは問題点を多くの長所で誤魔化すというゲームなので、よくあることですが

ジャッジアイズに至っては、シナリオ以外は、ほとんどが低評価です。

そんなゲームが、何故か高評価を維持しているという不思議な状態にあります。

それにはいくつか理由があると思うので考察してみます


■1 時期


2016年12月8日に「龍が如く6」と2018年3月8日「北斗が如く」のというに発売されました。
この二作は評価が低く、シリーズファンの期待を大きく下回りました。
主な原因は龍が如くの売りであるバトルやゲーム部分が不満があるという理由でした。
そんな時に発売されたのが2018年12月13日ジャッジアイズ。

ジャッジアイズは上記の2作が販売されてハードルが下がりました。

比べるのがシリーズで評価の低い6なので、比べれると糞でも上がり、高評価の理由の一つです。

■2 価格

現在2000円足らずで購入できるほど安値になっています。
2000円という値段なら

どんなクソゲーでも文句いう人間は少ないです。
あの「6」ですらもし2000円という価格で販売されたら、炎上することも少かったと思います。

■3 新規
龍が如くと違い、新規でも購入できます。

その為、新規層は龍が如く1〜6の積み上げたノウハウやシステムを体験でき、龍が如くの面白さを触れることができます。
ジャッジアイズの評価というよりも

龍が如くの評価で高評価を持っているだけなのです。


■4キムタクオタク
余り陰謀論ステマなどの企業や広告会社の関与説はやりたくありませんが、

それでも疑いたくなるような感想がネットでは溢れてます。
アマゾンや5chやYou Tubeなどでは「面白かった」などの一言感想が多く、

中身のない発言が多いです。

「ゲームをまるでプレイしてないユーザー」

もしくは

「ゲーム自体をまるで理解してないユーザー」なのでしょう。

では、ゲームを理解をしてない層とはどのような人間か、すばり「キムタクオタク」です。
このゲームの感想にはキムタクが出てればいい」というキムタクオタクが多数紛れ込んでいます。
これらのキムタクオタクは、映画ドラマでも存在します。

キムタクをただの顔としての扱い、作品の質や中身は全くの素通りするユーザーであり、作品の評価を全くできません。
特定の俳優オタク・声優オタクがよくそのような作品の見方をします。

そのような人間達が安易を高評価を出しているのでしょう。

では、キムタクが好きでゲーム好きな人間はどうなのかという意見も出てきます。
彼ら曰く「ゲームでキムタクを動かすだけで面白いと」のこと。

ただお気に入りのアイドルがゲームのキャラクターとして使用できるからというだけでしか見えておらず、その他の部分は目に入りません。

完全に盲目であり、信者としか言えません。


また自由に動かせるなら自由度の観点からゲームとして評価できますが、このゲームは制限かあります。

キムタクこと八神は、様々裏社会に携わるのに繁華街で行えることは少ないく、

コンプライアンス重視の良い子ちゃんキャラが龍が如くの主役をやっているだけです。
キムタクの行動をなぞり、模倣するだけであります。

つまりこれはキムタクのキャラゲーなのです。

キムタクというキャラでなければ何も価値がないゲームです。

キャラゲーとして世に出て、

記念カキコのような気持ちで

キムタクオタクは高評価をしているだけなのです。

例えばこれが猫のゲームだとしたら分かりやすくでしょう。

猫好きのプレイヤーなら猫が主役のゲームをつまらないと言う人は少ないです。
その為高評価なのです。

ではキムタクオタクではないけど、キムタクオタクになった。もしくは、キャラゲーとして質が良いのではないかという意見があると思います。
キャラゲーとしてですが、そもそもゲームで出す意味が皆無です。

ただのドラマや映画と変わりません。それねらキムタク主演の映画やドラマを見ればいいだけです。キャラゲーとしては皆無の評価なのです。

またキムタクファンになったと言いますが、無理矢理そう思い込んでるとしか思えません。
八神というキャラクターはテンプレ的な龍が如く主人公であり、特質したものではありません。要するにキムタクだろうが他のアイドルだろうが同じような感想を抱くと思います。
泥臭い主人公というのは龍が如く得意とするキャラクター作りですのでこれは龍が如くのノウハウということです。


■5動画勢
SEGAは他社より動画に対する違法アップロードが緩いとされる会社であり、

ジャッジアイズも多くの動画が上げられています。
動画ではあの苦痛以外の何物でもないミニゲームをやらなくてすみ、ストーリーを追えるという最大のメリットがあり、評価は自然と高くなります。
4で語ったゲームを知らない人間というのは動画勢も含まれており、そのような人間が高評価としているのです。


■6古田信者を装った横山アンチ

龍が如くのシナリオは全てプロデューサーである横山氏が携わっています。
4〜6のシナリオの不満部分を横山氏に押し付ける風潮が増えました。

その間に0というシリーズ最高傑作が生まれその0のシナリオを手掛けた古田氏を持ち上げて、横山氏を下げるという風潮がふえたのです。

ですが、ゲーム制作という数百人が携わるもので一人の影響力というのは微力としか言えず、プロデューサーですらその力は強引にできるものではありません

現に5の結末について名越氏すら知らなかったという話もあります。
4〜6の不満部分が横山氏ただ一人の責任にするというのは極めて、

幼稚かつ思考停止の考えだと思います。

そもそも龍が如くというのは良くも悪くも横山氏が作り上げた物であり、シナリオは最初から良い部分悪い部分ありました。

真島吾朗、桐生一馬などの人気キャラも横山氏が作りました。当然0やジャッジアイズでも横山氏は携わっています。(これが監修なのか制作なのかは不明ですが)

龍が如く3〜6が販売され、横山氏に集中的に批判されるようになりましたが、そもそも龍が如くのシナリオを手放しで褒めていた人間にも責任はあると思います。(4〜6の批判に関してはまた今度)

また、シナリオ関しては龍が如く0〜6に古田氏が関わっています。

つまり、4〜6の批判に何故古田氏に批判が行かないというのもおかしな話です。

要するに龍が如くの悪い部分は横山氏で、

良い部分は古田氏という安易な二元論に逃げているだけなのです。

さて、ジャッジアイズですが、

古田氏が携わったため古田ファンから過剰に持ち上げて、横山氏を叩いています。

ジャッジアイズのシナリオの完成度に至ってはご都合主義や矛盾も多く、褒められるようなものではありません。
「それはいつもの龍が如くだろ」と言われますが、その通りです。いつもの龍が如くであり、横山氏が書いた龍が如くと何も変わりません。それなのに謎の高評価です。絶賛という褒め殺しに近い称賛をしています。

「5」で取り上げたキムタクオタクと似ています。古田氏が書いてるというだけで手放しに称賛して、問題点を見て見ぬ振りをするという訳です。

そして古田氏を褒めれば褒めるほど4〜6の不満点の元凶だと思ってる横山氏を叩けてると思ってるだけなのです。
正に、坊主憎けりゃ袈裟まで憎し。最早顔が気に食わないというゲームと何も関係ない部分で叩いてるだけにしか思えません。


このような人間がまともなゲームの感想を書くというのは不可能です。

■まとめ
このゲームのプレイヤーは4パターンに分かれます。

  1. 新規→賛否に分かれる
  2. 新規キムタクオタク→キムタクオタクなので褒める
  3. 既存キムタクファン→キムタク古田オタクなので褒める
  4. 既存→古田オタクなので褒める

この4パターンです。

賛美が実に3分の4の割合なので高評価を維持してます。
しかし、この高評価はゲームの評価では決してなく、ただの盲目的な古田・キムタクオタクの評価であり、偽りの評価なのです。
シナリオやゲームのことなど一切理解しておらず、ただ延々と賛美を垂れ流してる思考停止した人間が無理矢理褒めてるゲームなのです。 

最後に総合的に判断する時に、良作か否かという質問に対して、NOと言えます。
何故ならキムタクと龍が如くは全くの水と油であり、龍が如くの良さを完全に消していています。

ゲームとして全く評価できない駄作となっているからです。

最初に

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このブログについて

ゲームカタログでLOST JUDGMENT 裁かれざる記憶の記事を投稿したところ、

わずか一日で強引に白紙、差し戻しされてしまいました。

 

私としましては余りにゲームカタログ民の強引かつ、ルール無視に呆れまして、ここに本当に正しいカタログ記事と書こうと思いました。

 

いくつか調べたところこちらのゲームカタログに載せられない『新サクラ大戦』レビュー様の記事を拝見して、参考して投稿しようと思いました。